恋愛・セックス

セックスの喘ぎ声、演技だってバレてる? 「気持ちいい」を伝えるには吐息と言葉がベスト

【この記事のキーワード】
 Photo by you me from Flickr

Photo by you me from Flickr

 突然ですが、セックスの時どれくらい喘いでいますか? 全く知らない相手でも友人でも「この人の喘ぎ声デカめだろうな」「とにかくずっとアンアン言ってそう」「色っぽい喘ぎ声っぽいな」と、想像(妄想)することは楽しんでいますが、実際に気心知れた女同士でも「私の喘ぎ声はこんな感じ」とリアルな喘ぎ声を聞かせ合うことはないですよね。

 そういえば、アパートやホテルなどで「隣の部屋から喘ぎ声が漏れ聞こえてきた」という経験はあるにせよ、自分以外の喘ぎ声をがっつり聞くのは、ほとんどの方がAV作品ではないでしょうか。当たり前のことですが、ここで断言しましょう。AV女優さんは女優さんです。映像で興奮を与えるために、演技をしています。気持ちよくても声が出ない女性もいますし、はじめてのセックスだった場合はなおさら! わからなくて当然です。

女性も、AV作品を“教科書”にしている?

 しかし、“激しいピストン”と同じように、実際のセックスとはかけ離れている“演出(ファンタジー)作品”であるAVやエロ漫画の内容を、実践してしまう“勘違いセックス”をしているのは男性に限ったことではないと思っています。

 近年では、女性向けAVが大人気のように、女性もAVを楽しんでいます。この時に「いやぁ~ん」「あぁぁっ!」「イクー!」という女優さん(の演技)を見ることで、「気持ちがいいと声が出るものなんだ」「気持ちよければいいほど、大きな声で喘ぐんだ」……と覚えてしまっている女性も多いようです。……これは嘘です。もちろん声が漏れることもありますし、このボリュームや喘ぎ方は人それぞれです。ちなみに私の場合は、相当気持ちいい時は、歯を食いしばった状態で、声なんて出なくなります。男女ともに“女性は喘ぎ声をあげるのは当たり前”という認識は捨てましょう。誤解なんですよ。

「気持ちいい」を伝えるなら、嘘の喘ぎより言葉

 個人的に思うことですが……。演技でも、喘ぎ声を出すことで自分のテンションや感度が高まるというのであれば問題はありません。ただ、実際はそれほど感じているわけではないのに「感じているフリ」の演技に意識がいってしまうと、セックスで快感を得るために必要な「リラックスと集中力」から、どんどん遠ざかってしまいます。

 はじめてのセックスの女性も、自分のしぐさや声を意識的にどうこうする必要は、ないと思っています。よく見かける「彼を喜ばせるために」喘ぎ方の練習や感じている演技を推奨している方も見かけることがあります。“男性を喜ばすために、喘ぎ声を出そう”なんて、やらなくて結構なんです。セックスは、一緒に楽しく気持ちよくなる行為であって、“彼を喜ばすため”の行為ではありません。

息遣いと言葉

 はじめてのセックス時は特に、急に気持ちいいところを刺激されたり触れられたりするだけで、カラダと一緒に声も反応するものです。無理に恥じらう素振りを見せる必要はなく、緊張感に溢れている自然体の貴方のままで十分です。緊張している時の息遣いは、意識しなくても小刻みに荒くなっているかと思います。それくらいでいいんです(緊張していると、息を止めた状態になっていることも多いほどですが……)。

 ただ、お互いに言葉や相手の気持ちは確認し合った方がいいと思うので、少し荒い息遣いで、はじめての挿入時の「ちょっと怖い」という気持ちや、前戯や愛撫を受けた時の「気持ちいい」という気持ちを、言葉で伝えるようにしましょう。「あんあん」「やんやん」じゃあ、気持ちいいのかイヤなのか痛いのかもっとしてなのか、全然わかりません。この曖昧なコミュニケーションがさらなる誤解を生んでしまいます。痛くて「やんやん」と喘いでるとしても、彼には「最高に気持ちいい、もっと激しくして、イッちゃう~」に変換されて聞こえているかもしれません。言葉で伝える、これが一番大事!

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。

女の解体新書