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性接待の根がはびこる韓国芸能界…ついに国会までが禁止に乗り出した!

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性接待は日常茶飯事? (『実録・韓国芸能スキャンダル~アイドルの裏接待篇~』アルバトロスより)

 2013年末、韓国ではある事件が大きな波紋を呼んだ。

 有名女優やモデルたちが、企業の重役や有名人を相手に組織的な売春行為を行っていたという疑惑が浮上し、韓国検察が捜査に乗り出していた。いわゆる“愛人契約”という名のもとに行われていた芸能界の性売買に対して、国が本腰を入れて摘発に乗り出したのだった。

 事件の去就が注目を浴び始めた12月の上旬には、どこからともなく芸能界の性売買に関する怪文書がばらまかれ始めた。韓国メディア関係者によると、その怪文書には性売買に関わった女優の実名や売春のシステムなどが詳しく記載されていたという。

 さらに、性売買のリアルな金額一覧表や、顧客と女優を繋ぐブローカーの名前も挙げられていた。取引額を大まかにまとめると、1カ月間に2~3回の性行為で、日本円にして30万~500万円が相場。きわめつけは、一部の女優が覚せい剤を服用し、乱交パーティーに参加しながら小遣い稼ぎをしていたという過激な内容までほのめかされていた。

 名を挙げられたタレントや所属事務所は、連名で声明を発表。怪文書の発信元を突きつめ、断固とした法的措置に出ると怒り心頭だった。捜査の余波が大きくなることを懸念した検察は、事件の早期究明を公言し事態を収拾するように務めた。

 12月下旬には、事件を担当した検察がメディア向けの捜査報告を発表。結論的に怪文書に書かれた女優たちの一部が捜査対象になっていたことが明らかになった。捜査情報の一部を知る人間が意図的に情報を流出させていたのだ。ただし、そのほとんどが証拠不十分で不起訴。売春行為の証拠が挙がり、実際に起訴されたのは1名だけとなった。もちろん、100%のデマで風評被害を被ったタレントたちもいる。

「検察関係者からの情報によると、買い手となった男性たちは個人経営主の小金持ちが中心だったと言います。売春を斡旋したのは元スタイリストの男性。芸能人と仕事をしながら斡旋で儲けていて、どちらが本業なのかわからない状況でした。怪文書に名が書かれてないタレントの卵やモデル、売れていない女優など数名も、男性らと共に起訴されています」(韓国メディア芸能部記者)

 韓流やK‐POPの人気が高まるにつれて、日本でも大きな物議を醸しだしてきた韓国芸能界のお金と性の問題。あまり事件化されてこなかった韓国芸能界の暗部に、突如としてメスが入った理由は何だろうか。

「12月31日には、芸能人の性売買に関する新しい法律が国会を通りました。芸能人に対して脅迫や暴行を加えた場合、厳罰に処されるようになったのです。これは数年前、度重なる性上納を苦に自殺を遂げた女優チャン・ジャヨンの名から、“チャン・ジャヨン法”とも呼ばれています」(韓国メディア芸能部記者)

 チャン・ジャヨンは韓国版『花より男子』での好演が光り、今後が期待されていた女優だった。

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2011年に性接待を苦に自殺した女優、チョン・ジャヨン(YouTubeより)

「今回の大掛かりな摘発も、国会での法案通過に向けた布石だったのかもしれません。背景には、文化産業として地位を確立した韓流作品のイメージ保護のために、醜聞を徹底的に根絶しようという韓国政府の意図があると思います」(韓国メディア芸能部記者)

 ちなみに、“チャン・ジャヨン法”では、芸能人に脅迫、暴行などで性行為を強要した場合、10年以下の懲役、もしくは約1000万円以下の罰金刑。19歳以下の芸能人と性行為に及んだ場合は、5年以下の懲役という重刑が課せられることになったという。

 今回摘発された事件のように、芸能人に性売買を勧誘、斡旋しただけでも、3年以下の懲役、もしくは約300万円の罰金刑という徹底ぶりである。2013年は何かとスキャンダルが多かった韓国芸能界だが、今年はイメージ回復を計れるのだろうか。日本でもしきりにブームの終焉が叫ばれている韓流だけに、注視したいイシュ―である。

 

■河 鐘基/エンターテイメントから政治まで、韓国の社会問題を広範囲に取材。雑誌やウェブ媒体を中心にライター活動を展開中。K-POPも好きだがAKB48の方が好きという、韓流ライターにあるまじき趣味を持つ。さらに正直に言えば、ローラの方が好き。

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河鐘基

エンターテイメントから政治まで、韓国の社会問題を広範囲に取材。雑誌やウェブ媒体を中心にライター活動を展開中。K-POPも好きだがAKB48の方が好きという、韓流ライターにあるまじき趣味を持つ。さらに正直に言えば、ローラのほうが好き。

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