先日、Twitterで「女性は月経コントロールができる」「コントロールできるのだから、生理用品は不要」というツイートが話題になりました。生理(月経)の経血をコントロールすることは不可能ですし、生理用品も女性にとって必要不可欠なものです。
女性も男性のカラダや男性特有の生理現象を100%理解できているわけではありませんが、ネットでは、女性のカラダや女性の生理現象を理解できていない男性、ないしは間違った知識を信じている男性がたびたび浮き彫りになっています。
「女性はタンポンを入れると気持ちいい」「タンポンを使っている女性は非処女」という“トンデモ論”まで飛び交っていますが、言わずもがな、この2つは間違いです。
膣は異物を入れられただけでは感じない
ユニチャームの「タンポンNavi」が、膣の構造をわかりやすく説明してくれています。膣には違和感を感じる「違和感ゾーン」と感覚がない「無感覚ゾーン」があって、タンポンは「無感覚ゾーン」に挿入するので、違和感を感じないのです。その「無感覚ゾーン」は、神経が通っていない膣の奥。タンポンが奥まで入らなかった場合、違和感を覚えてしまいます。間違った挿入をしてしまった場合でも感じるのは“違和感”で“快感”ではありません。
そもそも膣というものは、「何かが入ることで性的快感を得る」ものではありません。膣は赤ちゃんを産む時の産道でもあるので、膣自体の感度は鈍いと言われています。もし膣全体が敏感だったら、出産の痛みに耐えられなくなってしまいます。ですから、女性は膣にタンポンを入れただけでは感じませんし、なんなら指や男性器を“入れただけ”では感じません。
膣で快感を得ることはある程度の訓練が必要です。性的興奮が高まっている時ですら難しいと言われています。よって、平常時に膣にタンポンを入れても「感じる」ことはありません。タンポンを1日中挿入していて、感じまくっている女性なんて絶対いません。
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