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ニッキー・ミナージュへの「ポルノ表現批判」に疑問…日本人はエロに慣れすぎているのか?

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momoco210

ニッキー・ミナージュTwitterより

 今年も流行語大賞の候補が発表されています。あらためてチェックしてみたところ、どこで使われていたのかも意味もわからないワードが2つほどありました。ついでに過去のノミネートを遡ってみたところ、記憶にもないというか、当時も知らなかったであろうフレーズだらけ。でも一方で「あ~、こんな時代だっけ」と、その頃を象徴していたと今になって感じられるものもチラホラ存在し、ちょっとした時間潰しにはなりました。

「エロカッコイイ」「エロカワイイ」という語が流行したのは2006年。今から10年以上も前ですか! 露出度が高かったり身体のラインが丸わかりだったり、ちょっとしたフェティッシュを感じさせるファッションやそれを身につける女性のことを指していて、代表格はアーティストの倖田來未さんでした。

 先日、「ニッキー・ミナージュの濃厚“エロティック”写真に批判殺到! 盲目ファンの擁護も裏目」という記事のトップ写真に使用されていた『PAPER Magazine』の表紙画像を見たところ、真っ先に思い浮かんだのがこのフレーズでした。3種類のエロエロコスチュームに身をつつんだニッキーが合成されています。これが米国では一部で「下品だ」「どうぞ、性的な玩具にしてちょうだいと言わんばかりのポーズ」とされ、批判が噴出しているというのです。

 そっかぁ、下品かぁ。たしかに上品とは思いませんでしたが、だからといって公序良俗に反するようなものだとも感じませんでした。私、もしかすると“性的な表現”に対して非常に鈍感になっているのかも……。この写真に対して、性的だからという理由での嫌悪感は一切覚えなかったからです。

まるでラブドールのようなニッキー

 どれもレタッチ感が強くて肉感的ではあるものの生々しさはなく、作りものめいているから、というのもあるでしょう。特に真ん中の黒髪ニッキーにいたっては、一見して「ラブドールだ」と思ったぐらいです(ラブドールを一般誌の表紙に載せるのってどうよ、という問題は置いといて)。

 でもたしかに黒髪ニッキーの乳首(ニップルシールで隠されていますが)には別のニッキーの指が触れていますし、がっつり開かれた脚の間にはさらに別のニッキーがいて、今にもその股間を舐めそうな勢いで舌を出しています。性行為を直接的に連想させる表現ですよね。

 けれど私の周りにはあまりに多くのエロ表現が溢れています。子供が身近にいる生活ではないので、家の中でも愛用バイブレーターはそのへんにごろごろ転がっていますし、オカズ的なものも特に隠したりしません。月に何度もストリップの劇場に脚を運び、エロというより純粋にパフォーマンスを楽しむようになると目が裸に慣れてしまって、肌が相当露出していても私の中のエロセンサーが働かないのです。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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