何がきっかけで再ブレークするかわからない芸能界。現在、驚異的な活躍を見せているのが、安田大サーカスのクロちゃん(40)だ。
クロちゃん再注目のきっかけとなったのは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。同番組でクロちゃんは、今の時代なら炎上しそうな過激なドッキリを受けたり、過酷な検証企画に挑んている。突然アイマスクをつけられて連れ去られるのはいつしか定番の流れになり、クロちゃんはこれに対してもはや抵抗することもなくなった。
しかし普通のドッキリや検証に飽きたのか、『水曜日のダウンタウン』はクロちゃんをさらにおもちゃにしていく。その代表的な企画が今年8月に放送された「クロちゃん嘘ツイート監視企画」だ。
この企画は、Twitterで嘘ツイートをしているとの疑惑が浮上したクロちゃんを、番組スタッフが一週間24時間監視して不正を見抜くというもの。監視のために、クロちゃんの自宅に隠しカメラをつけるまでの徹底っぷり。番組では「リアルクロちゃん」というTwitterアカウントを作り、逐一“本当の”クロちゃんの行動をツイートしていった。
するとクロちゃんは、「何も食べていない」とツイートしてガッツリそば屋で食事をとったり、「歩いて帰る」とツイートしてタクシーで帰ったり、「グミを食べる」とツイートしてポテトチップスを食べるなど姑息な嘘を連発していることが判明。この意図のわからない嘘の付き方が「気持ち悪いというか怖い」と視聴者を戦慄させた。
また、10月には”芸能界一寝たら起きないのジミー大西説”を検証すべく「寝たら起きない王決定戦」を行い、クロちゃんを泥酔させて自宅で寝ている姿を撮影。泥酔したクロちゃんは、「クロちゃんのレイちゃま(番組が用意した偽番組の出演者・小林レイミと思われる)……」「バビブブー……何でブーって言ったの~? ねぇ~?」などの独り言を連発したかと思えば、号泣しだしたり徘徊したりと奇妙な行動を連発。さらに就寝後には、床をはいずり、大声で泣き、ベッドの下に潜り込んでうめき声をあげながら放屁した挙句、ベッドを上下に揺らすほど暴れ始めた。その間、寝ている真横で家具を運び出されても、クロちゃんはまったく気づかず熟睡状態だった。
この放送に、スタジオでVTRを見ていた女性タレントたちは悲鳴をあげて震え上がり、ネット上では「クロちゃん怖い……」「モンスターじゃん」と恐怖を覚えていた。なお、クロちゃんは後日、母親から連絡が入ったことをTwitterにて報告しており、「昨日の水曜日のダウンタウンのオンエア教えなかったのは、わざとかときかれた。女がいなさすぎて頭おかしくなったのかと思ったって言われた。部屋汚いって怒られた。孫も怒ってるって言われた。言われてるうちが花だしんねー」とクロちゃん自身は前向きに捉えていた。
1 2