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「濡れているのは、感じている証拠」は大きな誤解! 膣内は常に濡れている…!?

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Photo by Quinn Dombrowski from Flickr

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 セックス前の前戯の際、「あ、濡れてる! よしよし感じてきているな」と、女性が快感を得ているかどうかの確認作業として、膣の中に軽く指を挿入する方もいるでのはないでしょうか。快感を得て思わずジュンジュワ~と愛液が溢れてしまう……それこそが「愛液」です。

 しかし、「今まで、女性の膣内はいつも濡らしてきたぜ~(ドヤァァ)!」と言う男性には残念なお知らせです。膣内が濡れているからといって、感じている(快感を得ている)というわけではない、ということはご存知でしょうか。今回は、膣から分泌される液体についてお話したいと思います。

愛液は快感で漏れる、ではない

 そもそも膣内は、一般的には37度以上38度未満に湿度を保ち、雑菌の繁殖などを防ぐ自浄作用がある「膣内分泌液」で常にウェットな状態です(“膣の汗”とも言われています)。興奮することで温度が上昇し、膣内が充血していきます。これによって、膣壁周辺の毛細血管から水分が漏れる……。これが女性の膣が濡れるメカニズムです。

「やっぱり、興奮して濡れてるんでしょ?」と思う方もいるでしょう。その通りです。ただ、興奮=快感とは限りませんよね。興奮した状態を想像してみてください。たとえば、怒っているとき、強引なセックスなど、恐怖を感じたときにも、アドレナリンが大量に分泌され、生理的に極度の興奮状態になります。こういった状態でも膣内は濡れます。身を守るためにも分泌するものなんです。

 女性にその気はないのに、強引にキスやカラダを弄られ、「拒んでるけど、濡れてるよ。カラダは正直だね」なんて展開は、AVやエロ漫画で見たことのある描写ではないでしょうか。この影響もあってか「口ではイヤと言っていても、濡れてるんだから、感じているんだろう」という認識の方はいるのではないでしょうか。もしかしたら女性側も、「濡れているということは、本当は気持ちいいのかな?」と勘違いしている方もいるでしょう。

 お互いに気持ちいいセックスをするために行ってる前戯やセックスで感じる興奮状態は性的興奮であることは間違いありませんが、「快感によって濡れている」のではなく「興奮によって濡れている」という大きな誤解は、気持ちいいセックスをするためにも、理解しておくべきことだと思います。

分泌される、様々な液体

 膣内は常に濡れている状態なら、性的興奮を感じている時はどのように見分ければいいのか、気になりますよね。「愛液」とひとことで表現していますが、常にウェットな状態を保っている「膣内分泌液」以外に、性的刺激によって膣口の両脇下に位置し分泌し、男性のガマン汁に近いとされる「バルソリン腺液」、尿道口の左右に位置する部分を刺激することで分泌される「スキーン腺液」など、様々な種類の分泌液があります。

 性的刺激によって快感を得るほど興奮している膣内は「濡れている」くらいではなく、ビチャビチャに濡れて外側の小陰唇や外陰唇の部分まで濡れている(漏れ出している)状態です。ここまで来て、挿入の受け入れ態勢になっているという認識でいいかと思います(女性の表情や息遣いにも表れると思いますけどね)。

※膣周辺の毛細血管の状態は人それぞれ違い、濡れにくい女性もいますし、その時の体調や精神的の状態によって変わります。

愛液、大量分泌は最初の10分?

 ちなみに、ビチャビチャになるほど愛液が大量分泌されても、挿入中も出続けているわけではありません(オーガズム直前、または達した際に「子宮頚管粘液」は分泌されますが)。そのため、挿入後の激しいピストン運動を繰り返してしまうと、カリが愛液を掻き出してしまうので、ゆっくりと挿入し、膣にペニスになじませるため奥まで挿入したあともすぐ動かないこと、ゆっくり往復することを心がけていただければと思います。

※ペニスが抜けてしまい膣が空気に触れてしまうことも注意! 愛液(膣内)が乾くと、ピストン運動の摩擦で女性は痛みを伴います。

セックスでスムーズに挿入するための注意点は?「挿入直後は動かない」がコツ

 様々な分泌液の名前を出されても、指で触ったり目視したところで「これは性的刺激で感じている分泌液だな」とわかる方はいないでしょう。大切なのは、”通常”の膣内の状態を知ること。そして、どの愛撫で愛液が大量に分泌されているか、挿入後も乾いていないか、など相手の女性の濡れ具合を把握していくことです。

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。

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