カラダ・美容

低用量ピルの生理日調整は便利! でもすべて自己判断でやらないほうがいい理由

【この記事のキーワード】
低用量ピルの生理日調整は便利! でもすべて自己判断でやらないほうがいい理由の画像1

Photo by anqa from Flickr

 

 低用量ピルを正しく服用していると、一定の周期で生理が来るようになります。「ピルの○錠目から生理だから、この日は旅行を避けよう」というように、レジャーなどの予定が立てやすくなります。

 低用量ピルは21錠タイプと28錠タイプがあります。両者の違いは偽薬があるか・ないかです(偽薬は飲み忘れを防止するためにある)。ピルに含まれるホルモンによって、妊娠を防いだり、生理周期が安定するようになります。

 ピルユーザーは基本的に毎日1錠ピルを服用し続けて、休薬期間(28錠タイプの場合、偽薬服用期間)に入ると、生理が来るようになります。いわば、「ピルを飲んでいる間は生理が来ず、休薬に入れば生理が来る」のです。その特性を利用して生理日を調整しているピルユーザーは少なくありません。

 14日だけ服用し休薬期間に入って生理を早めたり、休薬期間を短縮して“次の生理”を早めたり、低用量ピル服用中にクリニックで中用量ピルを処方してもらって生理を遅らせたり……という方法で生理日調整するのですが、その中に「休薬期間を設けず、新しいシートを飲み継ぐ」という方法があります。ピルを飲み続けることで、生理を長期間止めてしまう方法です。

連続服用は不正出血を起こしやすい

 休薬期間をすっ飛ばして低用量ピルを服用し続ける方法はネットで「連続服用」などと言われています。私も「2シート目までは自己判断で服用しても大丈夫」というネット知識で、何度かピルを連続服用したことがあります。

 最初はやや不安だったのですが、驚くことに本当に生理が来ないんですよ。で、2シート目の休薬期間になったらちゃんと生理がスタート。最初は「超便利じゃん! ピルすごい!」と感動しました。しかし、この方法は不正出血(破綻出血)が起きやすいと言われています。案の定、私も連続服用中に不正出血を起こしてしまったことがありました。

 私が服用しているのは、錠剤ごとにホルモン量が異なる「3相性ピル」なのですが、3相性ピルを飲み継いだ場合、ホルモン量が減るタイミングで不正出血を起こす可能性があるとのことです(1相性はホルモン量の変動がないので、連続服用に適していると言われています。2相性は現在日本では販売されていません)。

 ピルを飲み継いだのが理由と分かっていても、予想外の出血はやはり不快でした。その時はすぐに連続服用をやめ、休薬期間に入り、生理を始めさせて事なきを得ました。連続服用は決して“行ってはならない”方法ではないのですが(内膜症を治療する際、3シートほど連続服用する場合があります)、不正出血を起こしてしまう可能性は捨てきれません。

 ネットで「2シートまでの連続服用は問題ない」と書いてあっても、そこに3相性ピルは不正出血しやすいという情報はないことが多いです。日本はピル普及率が低いため、ちゃんとした情報にたどりつくのが難しく、相談掲示板などにも多くの質問が寄せられている状態です。「これって信じて大丈夫かな!?」という不確かな情報も少なくありません(ピルユーザーとしては改善してほしいところ……)。

 忙しかったりすると自己判断で生理日を調整しがちですが、心配だったらやはり処方してもらっているクリニックなどで相談すべきですね。

月島カゴメ

アニメもゲームもBLも嗜む雑食系オタク。最近はキッズアニメ(プリパラ、プリキュア)を見ている時が一番楽しい。オタクのくせに変な行動力がある。なお、貞操観念はほぼない。いつかメンヘラに闇落ちする日がくるんじゃないかと、少し怯えています。

twitter:@kaaagome_

低用量ピル適正使用マニュアル