フェラチオを楽しむのは男性だけ、女性は「奉仕」するだけで面白くもなんともない作業……そんなふうに捉える人もいるとは思うのですが、自分の唇や舌で敏感な部分をいじられて反応している相手を見るのもオツなものです。ペニスを楽しく弄ぶフェラチオ講座、前回はペニスに指で軽くタッチすることからはじめるステップをお伝えしました。指1本から触れることからスタートし、最終的には全ての指でサオの根元を軽く握って固定させることまで進みましたね。
▼フェラの前に指先から愛を! 指1本の挨拶から輪っかや包み込みで感度を探る
さぁ、いよいよちんこは口の前まできました。まだ焦ってカプリと咥えないでください! ちんこを触って握ることに慣れた次のステップは舌で慣れること!
カリ先に軽いキス
舌を出す前に、軽く口をすぼめてカリ先にチュッ! とソフトなキスからはじめましょう。唇と唇で軽くチュッっとする時と同じ感覚でOK! この時、サオ本を握っている片手で、キスしやすい位置や角度に調整して固定するとやりやすいです。2~3回軽くちんこに挨拶をするつもりでキスをします。
◆カリ先にディープキス
ソフトな挨拶を終えたら、少し口をオープン! ここで舌を使っていきます。唇でカリ先にフラをするように唇(の内側の粘膜)をつけます。この状態で舌先の腹でカリ先をレロレロっとディープキスをするような刺激を与えます。
敏感なカリ部分に、ネットリとした唇の内側や舌で接触部分が広がることで、快感マシマシになります。ただ、尿道はとても敏感な場所のため、舌先を固くしてグリグリされると痛みを感じてしまうこともあるので、ソフトタッチで留めておいたほうがいいかもしれません。
舌先・舌の腹で舐める
ねっとりキスで快感を与えたあとは、一旦ちんこから口を離します。少しだけ舌先を出してカリ先に触れるように舐めてみましょう。ソフトクリームを舐めているような優しさがベスト!
尿道口の割れ目があるので(ちんこを少し持ち上げた状態だとわかりやすい)、この割れ目を舌先で撫でるように舐めたり、ゆっくり左右に動かしたりするとゾクゾクした快感を与えることができます。気持ちよさに我慢していた男性もガマン汁が出てくることもあるでしょう。ガマン汁もローション代わりに活用しちゃいましょう。そのまま舌を大きく出して、舌の腹でカリ先全体に密着させて、舌のザラザラ感を伝えるように舐めます。このザラザラ感が刺激をアップ!
裏スジを舐める
ここで、ちんこの角度を変えます。手のお腹側に軽く押し付けるように持ち上げ、女性側は口を大きく開き、舌は「ベー」と出しましょう。この状態でカリの下、サオにある裏スジからカリ先に向かってレロ~ンと舐め上げましょう。裏スジの快感には個人差がありますが、裏スジ舐めが好きな男性は多いと思いますよ! 余裕があれば、レロ~ンだけでなく、舌先でチロチロとした動きも組み合わせみてください。
▼フェラチオ上手のコツをつかむ! 「チロチロ」「ねっとりベロ~ン」の使い分け
カリ背を舐める
十分に裏スジ刺激をしたら、ここでまた角度変更! カリの上側とカリ背を舐めやすいように、ちんこを下向きにして、カリ先からカリ首に向かって舐めます。数回繰り返したら、カリ全体を舌の腹で右から左、舌先でカリ首を右から左へ往復して舐めてみてください。カリ首も強い快感を得る男性が多い場所! 痛がっていないか反応を見ながら力加減を調整しましょう。
カリの半分含み
「フェラチオ」というと、”サオ本近くの深くまで咥える”というイメージを強く持っているかもしれません。しかし! フェラで一番注意したいのは、「歯がカリに当たらないようにすること」。敏感なカリは、歯が当たってしまうと痛い以前に、とても傷つきやすいんです。
はじめてのフェラのときはもちろん、大きいサイズのちんこの場合は特に、深く咥えるのは危険行為です。まずは、歯が当たる心配の少ないカリの半分くらいを口に含むことからはじめましょう。サオまで咥えなくても唇でカリを挟み、口の中で舌を動かして刺激することで十分に快感を与えることができますよ。
実践はゆっくり焦らず
カリの半分を含むことに慣れてから、カリ全体を口に含めるようにしてください。焦って咥えた結果、歯が当たって痛みを与えてしまっては、相手がフェラのたびに不安になりますし、自分でも恐怖心からフェラが苦手・嫌いになってしまうかもしれません。カリ全体を口に含め、歯を当てずに舐めることが出来ると自信がついたら、サオの半分くまで⇒サオ根本まで……と、少しずつ上達すればいいのだと思います。というか、ちゃぶだいを引っくり返すようですけど、そもそもフェラチオってセックスで必ず必要な行為じゃないですし。セックスを生殖行動と捉えたら、フェラチオもクンニも不要ですしね。ただ「セックスを楽しむ」という観点で、フェラチオをしながら相手の反応を見るのも、女性にとっての楽しみにはなり得るので、嫌いでなかったらこんなふうにしてみてくださいな、という提案です。
この流れでもお分かりでしょうか。ちんこを全部含まず、唇や舌の愛撫でも、意外と口を大きく広げたり、舌に緩急をつけたり……日常生活ではしないような動きをするんです。不安をなくすためにも、ひとりで出来る唇や舌のトレーニングをしておくことは、オススメですよ!