メンズ2人、帰ると言いつつどうせ他の女子に声かけるんだろ~? と、ちょっと目で追ってみると、彼らは何故か奥の席のおじさん2人のところへ……。友達という感じでもなさそうですが、何やらしばらく喋った後、今度はおじさん2人が今度はこちらへ。「空きましたよ~」報告してたんか!
なんか嫌だな~と思いながら喋っていると「あんまりこういうのは慣れてないんだけど」と言いながら、先ほどのメンズと寸分違わず同じ質問を繰り出してくる! げんなりしていると「じゃあ、LINEだけでも!」とAちゃん側のおじさんが急にお願いしてきました。いや、Aちゃんモテるなぁ。
「LINEやってないんで」という明らかな嘘で応戦する彼女。「今どき珍しいね~」と返ってきたので、私も話を合わせようと「メッセンジャーとかでしかやりとりしないもんね」と言うと、「俺、メッセンジャーでも大丈夫やで!」と食らいついてくるではありませんか。いや、空気読んでよ!!
ちょっと待って、これ、完全に最初に心斎橋の店舗に行った時と同じ感じになってる!「ナンパ初心者」か「おじさん」しかいない地獄絵図。なんだったら、私たちは今「ナンパ初心者のおじさん」に捕まっている。前回の若いスーツイケメンわんさか最高天国はどこいった!? 数メートル店舗の場所が違うだけでこうも変わるか!?
帰る!? どうする!? と悩んでいる私たちのもとにやってきたのは、これまた明らかに気弱そうな男性2人。しばらく喋っていると「茶屋町店行ったほうがいいよ!」という驚きの男性側からの提案。どうやら2人はそちらに最初行っていたものの、男性が多すぎて移動してきたそう。
2人に背中を押される形で、結局数分後に私たちは茶屋町店に移動したのでありました。1カ月ぶりの来訪ですが、やはり人の入りと熱気が違う! ドリンクを注文すると、女性専用席に通されました。クラブにあるような女の子だけが座れる席で、男性はここに座っている子には声をかけることが出来ないんですって。ちょっと疲れていた私たちにはぴったり! というわけで、サービスのチョコレートをつまみながら作戦会議です。
今年から大阪に住み始めたAちゃんは「いつも思うんですけど、大阪はブスとおじさんと民度の低い男しかいないんですよ!」と憤慨していました。毒づき始めたら止まらない彼女。そういえば、ちょうど1年前のクリスマス合コンでも、涙目になるほど元彼や同期への愚痴をこぼしていました。
そんなことないよ~! 京都のラウンジでも、私たち体育会系ゴリラみたいな人にバカにされたじゃない! どこでも変な男に引っかかるのは私たちの才能だよ! と思いつつも「いや~ざっと見た感じ、さっきよりはかっこいい人いるんじゃない?」となだめると「ここにいる時点で、こういうところに来ないとモテない人なんですよ!」とピシャリ。これには何も反論出来ない……。
すると、突然横から女の子が話しかけてきました。どうやら、彼女たちが話している男性たちから声をかけてこいと任命されたらしく「一緒に喋りましょうよ! あの人たち奢ってくれますよ!」とのこと。一度、Aちゃんも毒をしまい込んで合流する流れに。