カナタ メンヘラの定義があいまいだからなあ。よくリスカとかしていたらメンヘラって言われるけど。
ソータ あれも周りの関心を集めて、自分が中心になりたいってことだから。「心配されたい」ってのも主役になりたい欲。
カナタ あと、メンヘラほど股がゆるいってのもあるよね。誰かいないと死んじゃうんじゃないかなって思うことある。
ソータ たぶんメンヘラになる人って、承認欲求がすごく強いけど、満たされていない人がなりうると思う。その面で言ったら、孤独感も強いんじゃないかな。
――じゃあその欲求を満たしつつ、お金をもらうのが君たち。
ソータ そうだね。
――非メンヘラの子でやろうとは思わなかったの? メンヘラな子のほうがお金を取りやすいと最初から踏んで。
ソータ うん。メンヘラな子のほうがもらえる。メンヘラじゃないと精神的に依存されないし。「お金ちょうだい」なんて言う男は切るべきだって結論にすぐ行き着いちゃうし。
――ホストよりタチ悪くない?
ソータ 僕は煽ることはしないし、風俗に落としたりもしないので。基本的に女性を大事にしようと思ってるし。
――(大事にするって何だろう……)後ろめたさは若干なりとも感じているの?
ソータ 普通の人間関係があって、そこからお金を取るのは申し訳ないって思うけど、最初から投資して抜いていこうと決めた相手に対しては、後ろめたさはないかな。
カナタ 僕はありましたよ。
ソータ コイツは罪悪感に酔うタイプだから。セックスする時、罪の意識を抱えているほうが気持ちいいんでしょ?
カナタ 不倫は気持ちいいよ?
――クズい。でも、最初は戸惑りしなかった?
ソータ そりゃね。
カナタ 数万円をパーって渡されたら、重くない?
――ホストやれそうだよね。
ソータ 僕はホストとは友達になりたくないから無理ですね。
カナタ ホストは怖いよお。
――端から見たらやっていることはホストとたいして変わらないよ。
ソータ 彼らは暴力しますからね。怖いですよ。僕らはあくまで平和主義。
――出会い系サイトは使ったことことないの?
ソータ 遊びでしか使ってない。出会い系で出会った20代後半の歯科衛生士さんと付き合っていたときは、何かとお金を出してもらっていたけど。
カナタ そこまで年が離れていると出してもらいやすいよね。
ソータ 年上ってだけで、異性であろうと頼りやすくなるからね。
カナタ 年下男子が好きな年上女性って「頼られたい」って気持ちがあるし。
ソータ 僕らは人に頼ることに抵抗がないタイプ。男としてのプライドもそんなにない。だから、助けてくれるもんなら、誰にでも助けてほしい気持ちが常にあるね。
カナタ 頼れるなら頼りたいわー。
――これからもメンヘラな女性から搾取するんですか?
ソータ 最近切れちゃったので、いい人がいればかな。
カナタ 僕は今の彼女からお金をもらおうとは考えていないですね。もう疲れちゃったし。
――最後に聞きますけど、メンヘラ=男性に依存しがちなんですかね。
カナタ メンヘラの人は変態というかドM。性欲強いし。だからエッチはすごく大事かな。
ソータ でも僕、メンヘラ好きなんだよな~。本当、刺してほしい。
カナタ わかる。刺されて~~~~~。
――(本当に刺されてしまえばいいのに)
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私はメンヘラの自覚はありませんが、貢ぎ癖があるのは自覚しているので(若手俳優の追っかけをしていた時、よくプレゼントを貢いでいました)、彼らのような男性に引っかからないように気をつけようと思います……。