こんにちは! 白雪魔夢子です。セックスは奥が深いもの。ちょっと手を伸ばせば未知の世界が待っているものです。
『こんばんは。プロフ拝見しました。アブノーマルなものとしては、ペ二バンで責められたいです。可能でしょうか』
【ハッピーメール】に届いたK氏(38歳)のファーストメッセージを読む前に、白雪の視線は彼の写真に吸い込まれていきました。胸元が開いたピンクの小花模様のワンピース。髪には銀のカチューシャ。ぽっちゃりとしたたれ目メイクの子がスマホをのぞき込んでいる……。あれ? 女の子……だよね?
しかし、プロフィール情報には『30代後半』『男性』『O型』と書かれています。体型の欄に『ややぽっちゃり』って書いてあるから本人……なのか? ぺ二バンで責められたいということはマ〇コがついてるのか? それとも、アナルに突っ込んでほしいってこと!? 気になりすぎて仕方なくなった白雪は、返信してみることにしたのです。
女装が趣味のK氏との出会い
K氏との待ち合わせ場所は近所のコンビニ。時間通りに現れた白い軽自動車に乗り込むと、「はじめまして!」と明るく話しかけられました。うん、声は男の人だ! 恰好は茶色のフリースベストに黒のセーターで下はワインカラーのパンツ姿。写真が本人なのかどうかは……うーん、よくわからない。車の中は暗いし、写真ではばっちりたれ目メイクしてたし……よし、本人に聞いてみよう。
白雪「プロフの写真、Kさんなの?」
K氏「あ、うん。僕です。どう思った?」
白雪「えー! やっぱそうだったんだ! 可愛い女の子だなーと思った」
K氏「僕、女装が趣味なんだ」
白雪「へ~、どこで洋服買ってるの?」
K氏「通販がほとんどだよ~、4Lじゃないと入らないから普通のお店にはなかなか可愛いのがなくって」
たしかにK氏は、『ややぽっちゃり』ではなく『かなりぽっちゃり』。写真は可愛く撮れていたけど、『奇跡の一枚』的なヤツだったのかも……!?
K氏「今日も女の子の服持ってきてるんだ」
白雪「あー、じゃあそれ着てエッチしちゃう?」
K氏「うん……あのね、お願いがあるんだけど」
白雪「なあに?」
K氏「僕を女の子だと思って、思いっきりレイプしてくれない?」
白雪「えっ!?!?」
女装した男性とエッチするだけでも初体験なのに、レイプ……!? かなりびっくりしましたが、K氏は恥ずかしそうな顔でお気に入りのレイプAVの話を続けます。「激しく抵抗しながら無理やりヤられてみたい!」とか「いつもAV見る時は、ディルドでアナルを刺激しているんだ!」とか、そんな話をするK氏の目は輝いていました。
白雪「上手くできるかなあ……」
K氏「大丈夫、任せて!」
任せたら、レイプじゃないのでは……? と思ったのですが、K氏はもうすでにレイププレイをする前提でホテルへの道を走らせているので、NOとは言えない雰囲気……。まあ、これも人生経験だし、新しいプレイを開発してみるのもいいかもと白雪は思い直し了承しました。人生初の逆レイプ体験。上手くいくかしら……??