3月12日に、4月6日公開の松坂桃李(29)主演のR18映画『娼年』の完成披露舞台挨拶が行われた。同映画の原作は、01年に直木賞候補となった作家・石田衣良の小説『娼年』(集英社)で、2016年に同じく松坂主演で舞台化された。娼夫である主人公・森中領(松坂桃李)と、さまざまな女性たちとのセックスを通して、女性たちの内に秘めた欲望や心の傷に触れ、閉ざしていた領の心が解放されていくという物語。
登壇した松坂桃李は、映画の初披露に対し「緊張、期待、不安が入り交じってますね」と心境を明かし、濡れ場の多い撮影は「本当にきつかった」「撮影期間中は明日休みになんねーかなとか、監督が寝込まねーかなってずっと思ってました。でも熱出しても撮影に来てたので、この人無敵だと思いました」とコメント。最後は「僕が今まで携わった作品の中で、これほど入り口と出口が違う作品もなかなかなかったと思います。何より余韻を楽しめる作品。観終わった時に、最初は面食らうかもしれませんが、劇場を出る時は軽やかな会話を繰り広げられるんじゃないかと思います」とのコメントで締めた。映画の公式サイトにて公開されている予告編を見てみると、松坂桃李の言う通り、衝撃的な「入り口」だった。
「女なんてつまんないよ」「セックスなんて手順の決まった面倒な運動です」とクールに言い放つ松坂桃李。娼夫となった彼を、客が艷っぽい表情を浮かべて「人を待つのってすごくじれったいでしょ? そのじれったいのが好き」と誘う客、「あれが生まれて始めてのエクスタシーだった。もうダメっ、ここでしていいっ?」とワンピースの上から自分の股をまさぐる、松坂桃李と露天風呂で混浴中に「うちの人、私が乱暴にされるのを見ると喜ぶようなんです」と相談する客……。松坂桃李が激しく腰を振るセックスシーンもがっつりだ。『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)や『梅ちゃん先生』(NHK)からは想像もつかないほどセクシーな松坂桃李の姿が収められている。
なお、舞台挨拶に登壇した西岡徳馬(71)は、自身の登場シーンを「桃李と心音ちゃん(佐々木心音)の格闘技みたいなシーンでね、それを私は見てるだけ」と説明している。松坂桃李の格闘技ばりの激しいセックスがスクリーンに映し出されるのだろうか。いずれにせよ、松坂桃李のセクシーすぎる魅力溢れていることは間違いない。
(夏木バリ)