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ホストが「風俗店で働いて払え」と女性を恐喝し暴行! “売掛金”回収に必死になる理由

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Photo by Pietro Zuco from Flickr

 歌舞伎町のホストクラブで働く大学生(21)が、交際相手である専門学生(19)に対し、暴行を加えケガをさせたとして、警視庁に逮捕されました。

 暴行を受けた女性は、逮捕されたホストの客でした。おそらく、“付き合っている”という形をとる「本営」だったと思われます。女性は奨学金などから、60万円を超える金額をホストクラブに支払っていたようですが、溜まった売掛金が返済困難になってしまったよう。報道によれば、ホストに「風俗店で働いて払え」「地獄を見せてやる」と脅されながら、殴る蹴るなどの暴行を加えられてしまったと――。元ホス狂いとしては、心が痛むニュースです。

 普通に考えて、そんなことをすれば逮捕されるのに、なぜ、逮捕されたホストは、女性を「風俗で働け」と脅し、殴るまでしたのでしょうか。

ホストが売掛回収に必死になる理由

 ホストクラブの「売掛」は、基本的に支払いの期限が設定されています。月末が締日の店は翌月の頭に「入金日」が設定されていて、売掛があるお客さんは売掛を支払うために店に向かいます。その日に入金ができないと、売掛は担当のホストが負担しなくてはなりません。高額の売掛金を“飛ぶ”お客さんもごくまれにいるため、ホストは必死になって回収します。

 ホストといえば、“稼げる職業”のイメージがありますが、それは売れたホストに限ります。ホストの給与は日給+歩合給ですが、売上が低いとバック率も低いのが現実です。知人のホストによれば、「店が決めたボーダーラインの売上を超えないと、バック率はせいぜい1~2割」だとか(逆に売り上げれば、バック率も上がるとのこと)。売れてないホストの日給は7000~8000円が相場だそうなので、正直コンビニのアルバイトの月収とさほど変わりはありません。そんなホストが数万円の売掛金を負担するのは、無理でしょう。

 たとえ、売れているホストだとしても、個人差はあると思いますが、売掛金の回収はキッチリ行います。ホス狂い友人は、店のランキング上位に入るホストを指名していましたが、5万円の売掛の入金が漏れそうになった際、電話口でかなり怒られたそうです。よくよく考えたら、売掛を飛ぶことは無銭飲食に近い行為なので怒られて当然ですが(無理に煽られた場合は除きます)……。彼女は売掛をして飲む癖があり、毎月のように売掛があったので、担当ホストも厳しくしていたのかもしれません。

 なお、ホストの中には、「支払いは来月の入金日までにすればいいから」と言って、売掛で高額なシャンパンを卸そうとするホストがいます。その時は支払わなくて済みますが、当然、後に全額支払わなくてはなりません。

 売上を上げたい気持ちや売掛の回収に必死になるのはわからなくもないですが、恐喝したり、殴ったりするのは流石にダメですよね……。そして、払えるアテもないのに売掛で飲んじゃう女の子もダメ。元ホス狂い的には、こういうニュースを見る度、「売掛制度、いい加減廃止しよう?」と思いますが。

月島カゴメ

アニメもゲームもBLも嗜む雑食系オタク。最近はキッズアニメ(プリパラ)を見ている時が一番楽しい。オタクのくせに変な行動力がある。なお、貞操観念はほぼない。元風俗雑誌編集で元ホス狂い。

twitter:@kaaagome_

コワ~いホストクラブの話 (宝島SUGOI文庫)