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出会い系サイトで素人女性を買う既婚男性に会ってきた…「大人の付き合い」ってなんやねん!!

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 2万円という値段が安いのか高いのか相場はわかりませんが、そんな値段払うんなら、風俗にいけばいいんじゃないの? なんでわざわざ素人に声をかけるの??

P氏「風俗は病気が怖いからイヤなんだ。それに、この辺でデリヘル呼ぶと、もしかしたら知り合いが来ちゃうかもしれないし。まだ独身の頃、2回フリーで呼んだことあるんだけど、同じ子が2回来たよ。夜はその子しか待機してなかったみたい。田舎ってイヤだよね」
白雪「でも、うちらの関係ってバレたら不倫だよね? 怖くないの?」

 すると、P氏は車を運転しながら、余裕の笑みを浮かべました。

P氏「うちの奥さんが不倫に気づくことはないんじゃないかな」
白雪「なんで?」
P氏「俺、すごくいい父親だから。休みの日は子供と遊んでるし、女の子とエッチするのは、早く仕事が終わる水曜日の夜だけって決めてるんだ。それも月1回。絶対、バレないでしょ?」

 それは、そうかもしれないけど……。白雪の脳裏に実父の姿がよぎりました。メールアドレスを私の名前にして、休みの日はパフェを食べさせてくれたり、ゲームセンターに連れて行ってくれた父。その父が水曜日の夜に素人女性とお金を払ってセックスしていたら……イヤだよ。バレるとかバレないとか、そういう問題じゃないよ。

P氏「今日はホテル行く? そこら辺で買い物していこっか」
白雪「……行かない」
P氏「え? ほんとに?? それじゃ、お金払えないけどいいの?」
白雪「うん……帰るね」

 幸いにもP氏は紳士だったので、白雪が首を横に振ると、とくに引き留めることもなく道をUターンしてくれました。帰り際に『お金が足りなくなったら連絡してね』と言って去っていったP氏の車のテールランプを見つめながら、白雪は(これから、何事もなかったかのように温かいご飯と子供と奥さんの待つ家に帰っていくのか……)と、どこか切ない気持ちになりました。私がだめでも、きっと今日の夜には他の女の子に同じようなメールするんだろうな……。

今回の教訓『既婚者に返信なんてするもんじゃない』

 正直、会う前は「出会いを探してる理由次第ではエッチしちゃってもいいかな」なんて気持ちがほんの少しだけありましたが、実際に会って幸せな家族の話を聞いたら、そんな気分じゃなくなりました。出会い系サイトでエッチの相手を探している男性の皆さん、自分の話をオープンにして罪悪感を消したい気持ちはわかりますが、そんな中途半端な罪悪感を抱くくらいなら、風俗へGOしてください。お店なら、ちゃんと『大人の付き合い』してくれますから!

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白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。

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