空気化したつばさくん 3P中の放置プレイは拷問か?
すると、つばさくんがしびれを切らしたように「いい加減俺も交ぜてくれよ~」と懇願してきました。「ちょっと待ってて」と言いながら先輩と絡み合い続ける私。そうするうちに、つばさくんは「先輩ばっかりずるいよ~」「俺は何のためにここにいるんだよ~」と泣きそうな表情に。それに対しても「もうちょっと待ってて」と断りを入れ、先輩に二度目の挿入をしてもらおうと思っていた矢先のことです。
「俺のこと仲間はずれにして目の前でセックスされ続けるとかまじで拷問。なんかインポになりそうだわ……」
つばさくんはそう言い残し、トイレに閉じこもってしまいました。さすがに可哀相だったかなと思い焦る私を横目に、先輩は「あいつバカだよなー」と爆笑しています。心配になった私はトイレのドアをノックし「つばさくん、ごめん。早くエッチしよ」と軽く謝罪の上、セックスに誘いましたが、つばさくんは「俺のことはほっといてくれよ……」とご機嫌ななめです。「まじでインポになったかも……どうしよう」というつぶやきも聞こえてきます。正直「なんかめんどくせーなー」と思いましたが、3Pに誘ってくれたのはつばさくんなのに、その彼を無視して先輩とヤリ続けた私も確かに悪い。3Pのお作法に反することをしてしまったのかもしれません。
その後、つばさくんはトイレに立てこもることをやめ、私が謝罪と称したフェラをするとムクムクと勃起し始めました。全くインポにはなっていなかったようです。今度はつばさくんメインでセックスをし、長時間の放置プレイに対する許しを得ることができました。
目の前に2人の男性が存在した時に、その両人を比べ「この人のほうがいいな~♡」と選択をし、選んだ相手をえこひいきしてしまうことは女性なら誰しもあるのではないでしょうか。しかし、3Pにおいてあからさまな優劣を示すと、選ばれなかった相手をひどく追いつめ、面倒なことになる場合もあるようです。目の前の良きセックスに溺れ、残された人の気持ちを考えない選択をしてしまう私にとって、3Pは向いていないかもしれない。やっぱり、セックスは2人でするに限る。この3Pは、私に「スタンダードなセックスに原点回帰しよう」と誓わせる出来事でした。
■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。