ギャル雑誌「小悪魔ageha」「nuts」などの出版元でもあるインフォレスト株式会社が事業停止となり、業界が依然としている。負債総額は30億円だったという。
最近の若者の間では“すっぴん風メイク”が流行し、
目を太いアイラインで囲み、ひじきのような付けまつ毛を施した元祖ギャルや、
お水系ギャルの流行が衰退してしまった印象があったが、
ギャル文化がひとつの終焉を迎えようとしているのかもしれない。
女子のメイクとともに、合コンの内容もどうやら変わって来ているようだ。
いわゆるエリート系サラリーマンとの合コンというと、
お洒落なレストランで豪華なコースを食べた後、
二次会は会員制のカラオケ付きのラウンジ。
「シュワシュワが飲みたいな~♡」などと甘えた声で女が言えば、
即座にMOET以上の1万円以上はするシャンパンをポンポン空けるのが当たり前だった。
しかし最近では、
エリート系男子もシャンパンを入れず、
リーズナブルに沢山飲める「鏡月」や、
少量で酔っぱらうことのできる「テキーラ」が主流になってきているようだ。
エリート系一流企業の現役サラリーマンたちで構成されている
HIPHOPユニット「リーマンマイク」というグループをご存知だろうか。
彼らの1stアルバム『リーマンアルバム』に納められている「合コン歌」の中でも
「境月」と「テキーラ」を連呼しているのだ。
こういった一流企業のサラリーマンたちであっても、
最近では飲み会を安く済ませておきながら、
ちゃっかり女の子をお持ち帰りし、
ベッドインまで狙っていると考えると、
お金のかかりそうな小悪魔ageha女子はニーズがなくなるのも理解出来る。
今後、「小悪魔系」とは、
一見ハードルの低そうな“すっぴん風メイク”で清楚なオーラを漂わせ、
テキーラで早々に酔っぱらったフリをし、
彼らの手の平で転がっているように見せかけ、
極上セックステクで彼らを虜にし、
(※ウブを演じる場合もある)
朝起きた時にはしっかりと彼女契約を突きつけて、
そのまま結婚。
こんな頼もしい女子を指すようになるかもしれない。
実際、女世界ではこのような女性が誰よりも「小悪魔」だってことは、
ずっとずっと昔から有名な話ではあったが……。
■谷川明日香/ 芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。公式ブログ、Twitterアカウント(@t_asuka)、Lagrangeオールインワンメンズケア