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「セックスはお金のかからない趣味のひとつ」と言い切る貧乏女子の野望

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(前編はこちら:33歳・年収276万。高学歴ワープア女子の家計簿を公開 )

 名門大学院卒の才女で可愛らしい容姿のBさん。しかし「高学歴ワープア」を地で行くその姿はたくましくもあり、見ていてハラハラもします。後半ではその性的価値観および彼女の野望にフォーカスしていきます。

【Bさん1カ月の家計】

家賃 36,500円
食費 80,000円
ガス・電気 10,000円
ネット 5,500円
携帯電話 6,000円
美容 10,000円
税金(国保・年金) 0円(母親の扶養に入っているので)
カード支払 65,000円
支払奨学金 14,800円
定期自動引き落とし 10,000円

合計 237,800円

大和:では次に、先ほども少し伺いましたが、クレジットカードの使い方を教えてください。

B:カードは2枚もっていて、洋服や美容院、本を買うのに使っています。気をつけているのはリボ払いは絶対しないということ! 必ず一括で買います。

大和:洋服・化粧品はどういうところで買いますか? 節約のコツなどあれば教えてください。

B:肌は日焼け止めだけ、ファンデーションは使いません。その他の化粧品はドラッグストアで揃えます! メーカーは『メイベリン』や『ブルジョア』を使っています。チークは絶対『キャンメイク』が一番! 筆がすっごく柔らかくて、いいんです。『キャンメイク』の筆っぷりを皆さんにも感じてほしいです(と言って、ポーチからチークを取り出し大和の手の甲をくすぐるBさん)。

 洋服は大好き! 洋服に関しては節約を気にせず、行きつけのセレクトショップで気に入ったものを買います。買い物は新宿が多いです。新宿ルミネは魔物ですよー!

大和:洋服は削れないけど、メイク用品はなるべく安いモノを選んでいるんですね。服、本、食事……Bさんにとって、削れない支出は?

B:食費です。食費の節約はしないようにしてます。食べたいものを食べる。貧乏なのに、ウニ丼とか買っちゃうんですよ! けど、それが結果的に、医療費の節約になってると思ってます(笑)。

大和:確かにお忙しくて自炊もままならないでしょうし、三食コンビニ飯やインスタント食品では体を壊すかもしれないですもんね。他に節約のため、何かやられていますか?

B:節約っていう概念が、もう、自分の中にないんですよ(笑)! あ、けど、ネイルサロンには行きませんし、まつエクもしてませんし、脇毛は自分で剃ってるのが節約です! あと、性病検査は都の無料ものを利用しました。

 その他、家計表には書かなかったんですけど、ピルを飲んでいるので医療費として、毎月3000円かかっています。ピルは、今はわりとどこでも処方してもらえますよ。これはセックスライフが激しいので妊娠予防です。特定多数の人とセックスしますので(笑)。

大和:不特定ではなくて「特定多数」?

B:はい、特定のセフレが何人もいるので。私にとっては、お金のかからない趣味が、セックスなんです。承認欲求を満たすためにするのではなく、セックスがすごい好きなだけです(笑)。セフレにかかるお金は交通費くらいで、ホテル代などのお金はセフレに出してもらいます。年下のセフレだと、こっちも払わなくちゃいけないので、ダメですね。節約するなら、年上のセフレが一番です。

フィールドワークinデリヘル

大和:Bさんはデリヘルのアルバイトもされていたことがあるそうですが、なぜ水商売の中でもあえて風俗を? やはり手取りが少なく生活が困窮していたからでしょうか?

B:実は金銭的な理由ではなくて……私はセックスワークの社会差別をなくしたいんです。セックスワークの根絶には興味がなくて、ただ、現状を良くしたい。学生時代、介護や福祉の勉強と並行して、セックスワークに関わる女性をサポートする活動もしていたんです。けど、それじゃあいつまで経ってもセックスワークの現場については、わからないまま。自分はただの興味本位で、上から目線で活動しているんじゃないか? って葛藤を感じて。それで始めました。

大和:フィールドワークですね。

B:もうひとつ、「風俗で働く女性は特別じゃない」という考えを持っていることもあります。風俗は皆が自分の身になって考えるべき、身近な話なんだ、って。風俗嬢って、ものすごい貧困家庭出身だったり、不幸な境遇だったり、男に貢がされて転落したり……っていう「可哀想なイメージ」を植え付けられがちじゃないですか。でも、実際には特別な女の子だけが働いてるわけじゃないし、お客が特別なわけでもない。普通の女の子が働いていて、普通の男の人がお客さんとしてそこに通っている。

 極端な話と思われるかもしれませんが、私は、日本人女性全員が風俗嬢になってみればいい、という考えです。だってそうしたら、風俗とそれ以外の仕事の線引きもなくなるし、皆、風俗についてちゃんと考えると思う。経営者含め、男たちも慌てるでしょ?

 デリヘルのアルバイトでの収入はほとんどなかったし、今は本業が忙しくなったので、もう出勤していません。デリヘルでは、人妻風の洋服や下着も揃えなくちゃいけなくて、逆に出費もありましたし。

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