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クスコを入れたがる…。愛情を盾に変態プレイを強要する男にNO!!

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時には男性の願望をたたきのめすことも必要! Photo by Julia from Flickr

 私が悩み相談をされる中でダントツで多いのが、「どんなバイブを買ったらいいのか?」というもの。男性の場合は、「私ではなく、彼女に直接聞いてください」とお返事します。そのパートナーがグッズを使ってみたいのかどうか、そこから聞いてOKをもらったら、そこから「どんなのがいい?」と一緒に選ぶのがベスト。ショップに行くのが難しければ、2人でネットを一緒に見ればいいだけです。

 自分のセンスで買って、相手を驚かせたいという気持ちがあるようですが、そもそも男性のセンスって信用できませんよね(笑)。ラブグッズに限らず、バースデイプレゼントやクリスマスプレゼントなど、彼がセンスを発揮するほどトンチンカンなものになったり、無難すぎるものになったり……。

 たしかに、直接聞くのも無粋なもの。そこで、ネットや雑誌でいろいろリサーチするのは微笑ましですが、「ほかの女性に聞く」となると私はNGです。それ自体が、男性とその女性とのプレイだとしか思えない。そこに彼女は不在です。グッズでも同じこと、「桃子っていう人から教えてもらって買ったんだ」と言われても……ねぇ。第一、私は彼女のことを全く知りません。情報がないと、女性好みの素敵なデザイン系グッズを勧めることになりますが、エグい系が好きな女性もいます。でもそれを「俺の彼女、エグいのが好きなんですよ」と男性から言われても、それはあなたがそう思いたいだけで、彼女の本心かどうかはわかりません。

 ラブグッズは、女性の最もデリケートな部分に使うもの。下手すると苦痛を与えかねないものなので、だったら余計に、彼女が「これなら大丈夫そう!」と思えるグッズを一緒に選ばないと。安易な気持ちで聞いてくる男性は、そのコミュニケーションを疎かにしているだけです。聞いたうえで、「彼女もどんなのがいいのかわからないらしい」ということであれば、いくらでも相談に乗りますよ! そもそも、同じ相談を女性から受けた場合は、「どんな感じのものを使いたい? サイズは? 固さは? 目的は?」といろいろ聞いたうえで提案しますから。

 しかし、先日受けた相談は、「彼氏が道具を使おうとするのが困る」というものでした。これはバイブコレクターとしては聞き捨てならない! そう思って詳しく聞いてみると、彼が使いたがっている道具とは「クスコ」でした。これは、本来は医療器具のひとつで、膣に挿入して大きく開かせ、中の様子を観察するためのもの。ですが、SMグッズとして使われることもあります。恥ずかしい部分を見られる、というのがプレイになるようです。

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使っていいのは、そういう趣味の人だけ! クスコ(中)

 私も婦人科の検診でクスコを使われたことがありますが、気持ちいいとはほど遠いです。検診台に座り、緊張で身を固くしていると脚も強ばります。冷たい金属の感触でさらに身を固くして……。それで余計に痛くなるのはわかっているのですが、どうしても力が抜けません。検診なら仕方ないですが、お互いに気持ちいいことをし合うためのセックスで、これを使われる理由がわかりません。お互いがそういう性的嗜好の持ち主なら、高度なプレイとして楽しめるのでしょうが、そうでない人にとっては苦痛でしかないでしょう。

強引男の脅迫への対抗策は?

 「なんでも入れてみたい」「彼女がどう反応するのか見てみたい」という男性の好奇心、本当に厄介! 以前も、スプレー缶や電球を入れる「異物挿入」について触れましたが、よほどの場合を除いて気持ちいいわけがない。男性の好奇心を満たすために、女性の身体が使われるのでは堪りません。好奇心ではなく、本気でそういうプレイをしたいのであれば、段階を踏んで彼女を説得し、理解してもらう必要があります。

 その彼は、そういう誠意は見せてくれないようでした。もともとオラオラ系で、日ごろから強引なプレイが多い人物とのことで、他にもアナルセックスをしたがっているとか……。これだって、きちんと手順を踏み、時間をかけていかないと、女性が怪我をします。ちょっとローションをつけて、いきなり挿入というものではありません。それなのに、彼女が拒否するたびに彼は不機嫌になり、そんな態度がまた彼女を傷つけます。「どこまで彼の欲求に応えられるかで、愛情を試されている気がする」とも言っていました。

 それはもはや「脅迫」です。愛情を人質にして、プレイを強要する。ましてそのプレイは、女性が痛い思いをする、身体が傷つく可能性があるものばかり。そこは気にかけず、「俺を愛しているなら、俺の好奇心を満たせ」というのは、ただの脅しです。これで十分、別れる理由になると思うのですが……。そう簡単に割り切れるものでもないのが男女というものなのでしょう。彼のことは好き、でも彼のプレイはいや。そのジレンマに陥っている彼女は、とても痛々しかったです。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

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