(前編はこちら:リボ払い中の33歳失職女子が求めたストレスフリーな職場)
【Uさん1カ月の家計】
家賃 0円
美容費 15,000円
日用雑貨費 5,000円
交際費 50,000 円(仕事の付き合い)
交通費 50,000円
医療費 4,000円
カード支払 40,000円 (平均)
貯蓄 0円
実家 20,000円 (食費、水道光熱費込み)
合計 184,000円
婚約破棄を機に実母との和解
大和:借金などの精算に尽力してくれたことでお父さんとの関係は改善されたとのことですが、お母さんとの関係はどうですか?
U:元々は、特に母との関係が悪かったんです。
実家に戻った頃、お付き合いしていた男性と婚約していたんですが、母親が私と婚約相手の仲を裂こうと必死で、結局婚約破棄に終わりました。
その後、母親がようやく、「自分がやってることは娘にとってよくない」って気づいてくれたみたいで、母から自発的に、泣いて謝罪してくれましたので、「恋愛には介入しないでください」とはっきり伝えました。
今では母と妹と一緒に海外旅行に行くくらい、関係は改善しています。私にとっては10年ぶりの海外旅行でしたよ。
大和:摂食障害を患い体調を崩されていた期間は、医療費も相当かかりましたか?
U:子供の頃から不調があったので、過去にスピリチュアルな治療にお金を使った時期がありました。常に自分で考えながら、ではありましたが、スピリチュアル依存・占い依存だったかもしれません。総額、約300万円セラピーに使いました。セラピーは、霊能者、チャネリング、ヒーリング、自然療法などです。けど、どれも心に響かなかったですね。心の問題は自然療法では追い付かないんだ、って気づいたんです。
今は、心が落ち着いてきています。家族のおかげで、心が安定して、食べ過ぎなくもなりました。今までは無理に不調を見ないふりして働き稼いできました。けど今は、家族に甘えることができるのが、いいんだと思います。回復してるのを感じます。
大和: それは良かった。将来はどんなことにお金を使いたいですか?
U:夢ですけど、東南アジアに別荘が欲しいな。一年の半分くらい東南アジアに行っていたいです。いずれ結婚するとしても、日本より、東南アジアのほうがいい男性との出会いが多いと思います。私は日本にいると、自分と人を比べちゃうし、人を疑ってしまうんです。です。仕事してるのに、お金ないなぁ、とか。自分じゃない別者になろうとして、消耗しちゃう。その点、海外に行くと比べないし、自分のペースで生活できる。
大和:羨ましい。将来の夢をかなえるために、今何かしていますか?
U:情報収集してます。日本でフリーライターとして仕事してるのに、「海外のインターンシップないかな?」って、探してますよ。
大和:結婚したとしても、自分で自分を養いたいですか? それとも、配偶者に生活費を委ねたいですか?
U: 専業主婦願望、あります。できることなら、旦那に稼いてもらいたいです。けど、そうはいかないですよね。
私は依存傾向があるので、弱音を聞いてくれて、感情のトイレになってくれる人を求めてしまいます。けど、今はあまり積極的には探してないですし、パートナーはいません。婚約破棄してからは、誰とも付き合ってません。
与えられた安全策が機能しないかもしれない時代
大和:Uさんはすごくお肌がきれいですが、美容で節約のコツなどあれば教えてください。
U:無印良品の「オールインワン」っていうゲル状の乳液が安くてお勧めです。ちふれだけだとお肌が乾燥するんですよね。あと、オパールというブランドの漢方の成分を使った化粧水を愛用してます。
大和:洋服・化粧品はどういうところで買いますか?節約のコツなどもしあれば教えてください。
U:洋服はあまり節約しないですね。東南アジアのこだわりの素材をあつかってるフリマに行くこともありますが、節約が目的ではないです。洋服はデパートに行って、欲しいものをちゃんと買う主義です。下着とかなら無印良品で済ませます。
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