カルチャー

グラドル森下千里に「おやじに媚びすぎ」「性悪!」非難轟々のなぜ

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森下千里

ポルシェ…(画像は森下千里オフィシャルブログより)

 元レースクイーンでグラビアアイドルの森下千里(32)が、15日放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演した。この番組は出演者が何かしらの「反省」を述べ懺悔する内容だが、森下は「業界で権力を持つおじさんと太いパイプを作るために、おじさんウケしそうな趣味に手を出しまくっている」と反省。いわく、ゴルフや釣り、陶芸、株など、金持ちおやじの好きそうな多くの趣味に手を伸ばしているのだそうだ。

 それ自体は誰に迷惑をかけているわけでもなく、実際に『釣りロマンを求めて』(テレビ東京系)に出演したり、ゴルフウェアブランド・ネフリーティ(nefeit)のウェアプロデュースに起用されたり、ビジネスとゴルフを愛するエグゼクティブのための新しいゴルフサイト「DIAMOND Golf&Lifestyle」にて連載を持ったりと、仕事の成果につながっている。神田正輝(63)、西岡徳馬(67)、石田純一(60)の3人には特に可愛がってもらっているというが、プライベートな援助関係を結んでいるわけでもなく、特に反省の必要もなさそうなものだが、「したたかな女!」「おじさんを金ヅルとしか思ってない」「性格悪い」とネット上では非難轟々だった。

 スタジオ出演者からも「彼女は男のツボがわかっている」「デキる女として有名だった」と賛辞が飛び、森下は「結局、世の中っておじさんが実権握っているおじさんに気に入られるのが絶対大事」と力説。こうした彼女の“おやじを利用してのしあがっていこうという魂胆”が、「真面目に働いているのに報われない!」と感じている視聴者には疎ましく見えたのだろう。

 目的(=芸能界で生き残る)のために、興味の薄かった分野のことを学び、積極的に取り組んでいく森下の姿勢そのものは批判の対象ではない。しかし「おやじなんてちょろい」という意図が透けて見えると、「世の中ラクしてうまく渡っていく者勝ち♪」と生温い考えで人生を送るバカのように見えるのかもしれない。

 レースクイーンやグラビアアイドルは「アガりが見えない」混沌とした状況にいる。セクシーな肢体をウリにするだけでは長く稼ぎ続けることが難しく、人生計画の軌道を大きく修正しなければならない。森下を見てもそうだが、今のグラビア枠はグループアイドルや次々に売り出される目新しいグラドルが占有しており、2時間サスペンスドラマかバスタオル入浴ありの温泉紀行番組、さらに自虐ギャグを強いられるバラエティぐらいしかメディア露出の機会がないのが現状だ。

 そんな業界をサヴァイヴしていく森下の根性は、MCの有吉も「たくましい」と褒めていた。実際、権力者と仲良くなろうとしても、取り入るのはそう簡単ではなく、ある意味「おやじと仲良くなれる」のは才能。生理的に高齢男性が無理だったり、話を合わせるのが苦痛で近寄りたくもないと考える女性も少なくないだろう。もちろん、森下の選んだ戦略が「おやじ好みを極める」だっただけで、「女はおやじに媚びろ」ということでは全くない。もしおやじに媚びなければ生き延びられないのだとしたら、芸能界はいつまでも女性にとって悲惨な男尊女卑社会だ。00年代グラドルは、結婚→ママタレコースを辿る者が多く、小池栄子や佐藤江梨子のように女優枠にシフトした者を除けば、単身タレントとして踏ん張っているのは一握り。森下以外にも新たな道を開拓する三十路グラドルが出てほしいものである。
(清水美早紀)

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