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夫婦ゲンカをしたほうが離婚しない!? 結婚のサイエンスからわかる家庭円満の秘訣

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Photo by Rania from Flickr

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 既婚者も、これから結婚したいと夢見る男女も、結婚するからには「幸福な家庭を作りたい」と願うのは当然だと思われますが、実際結婚してみるとその願望とは裏腹に、些細なことでケンカをして険悪なムードが家のなかに充満する度に「折角一緒に暮らしているのに、なんでこんな険悪な感じになっちゃうのかなあ……」などと悩んでしまうことがあります。だからと言って、衝突を避けるために相手の気になる行動について黙認し、耐え忍ぶばかりではストレスも溜まる。

 ケンカはしたくないけど、しないのもストレスの原因になる……というこの不自由なバランスは結婚経験がある方にしか分からないかもしれません。しかし、家事の分担やお金の使い方、子供の教育、セックスの有無……などなど家庭内に山のようにケンカの火種が存在すれば「自分は結婚しない方が良かったかも……」と真剣に考えてしまう人もいますよ、それは。また、不穏な話ばかり耳にした結果、結婚に対して及び腰になってしまう人もでてくるでしょう。

 『夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか』(NHK出版)という本は、そんなお悩みを持つ方々にオススメな一冊でした。著者のタラ・パーカー=ポープは「離婚大国」アメリカの人気健康ジャーナリスト。彼女は自分の離婚経験から結婚生活に関する科学的調査・実験に興味を抱き、一冊の本にまとめあげたのが本書です。まず、タイトルが素晴らしいですよね。原題は『For Better: The Science of a Good Marriage』つまり「より良い夫婦生活のためのサイエンス」なので盛った感じの邦題ではありますが、読まずにはいられないキャッチーさです。「なぜ●●は××なのか」、ばっちり売れる新書の法則を取り入れてます。

 というのも、私自身がケンカをすると「黙ってしまう男」だから。夫婦ゲンカというと、双方がギャーギャー激しく口論しながら皿が空中を舞う……そんな激しいものを想像しがちだと思います(あの気が優しいフグ田マスオさんでさえ、ケンカのときは結構熱く言い返していますし)。でも、自分はそのイメージに該当しない。だから私は自分を「やや特殊な夫」だと思っていました。しかし、本書のタイトルはその認識の誤りを示唆します。「え、ケンカのときに黙る男って俺だけじゃないの!?」と。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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