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【第一回:言葉と行動に一貫性のない人は要注意!? セックスレスはこうして生まれる!】
【第二回:パートナーとのセックスを拒否する女性側の言い分】
【第三回:パートナーとのセックスを拒否する男性側の言い分】
セックスコラム第4回は拒否されている女性の気持ちと原因を探っていきたいと思います。心理的な説明がないと理解しづらいので、第一回の心理的な説明からお読みくださいね。
留美さん 専業主婦/第1子の誕生を境にセックスが激減/現在はほぼセックスなし
留美さんは同級生だった彼と遠距離恋愛や同棲を経て、交際3年で結婚しました。
現在は12歳、8歳、2歳の3児の母で、毎日子育てに追われ、自分の時間はほぼないそう。双方の両親と離れた場所に住んでいることもあり、「1人で子育てをしている」気持ちになり、孤独を感じていました。子育てのストレスも溜まり、唯一の話し相手がメールでやりとりをする友人のみ。
――旦那さんとセックスレスに至った経緯を教えてもらえますか?
「セックスが減ったのは1人目が産まれてからです。出産する前は週3回していたのですが、週1回になりました。私は2人目が欲しかったので、『子作りして欲しい』と率直に伝えて無事授かりました。しかし3人目が産まれてからはほぼしていません。旦那はエンジニア系の仕事で時間が不規則なうえに1日13時間働いています。そのため早朝出勤の深夜帰宅か、夜出社の朝帰宅というサイクルで、夜勤明けはたいてい寝ています。旦那の不規則な生活が原因で喧嘩ばかりです」
――喧嘩というと?
「旦那は『寝ている時は絶対に邪魔はするな』『しんどい』ばかり言っていて、たまに元気な時は自分の部屋にこもって、プラモデルや日曜大工的なものを休日に黙々と1人で作っているんですよ。『たまには子供たちと遊んであげよう』という発想がないんです。私がたまに外で食事がしたいと言うと『子供がいると楽しめないから、家でイイ肉を買って食べよう』とか、節約しているのに『食費が高い、おやつ買いすぎだろ』などと100円のおやつより、旦那のワイン代のほうがよっぽど高いのに言ってきます。私と旦那の希望が一致しないんです」
――夫婦のコミュニケーションは取れています?
「実は夫婦仲を改善しようと思って、夫婦関係のカウンセラーさんのところに行ったんですよ。そしたら、『全部旦那のせいではなく、私にも原因はある』と言われて。確かに家にいる時『私だってしんどいのよ』とか『仕事ばっかりして』という態度を全面に出して、『なんで怒ってるの?』と聞かれるほど旦那にツンケンしていました。カウンセリングを受けた後、優しい態度を心がけたところ、旦那の対応がよくなって。それからカウンセラーさんに2人だけの時間を共有することを提案されたんです」