
Photo by Juliana Coutinho from Flickr
【messy】において、日本の(にわかを含む)サッカー・ファンを寝不足&早起きにさせているFIFAワールドカップはほとんど話題になっておりませんけれど(【messy】ライターが選ぶイケメン選手トップ10だとか、男性器が大きいサッカー選手は誰だ!? とかやれば良いのに)、芸能・ゴシップカテゴリが好きだという読者の皆様は、本大会のためにNHKがセッティングした公式テーマソングを椎名林檎が担当していることぐらいご存知でしょう。そして、その「NIPPON」(ユニバーサルミュージック)という楽曲が様々な物議を醸していたことも。
その物議というのも、赤いサッカー・ボールを日章旗に見立てたジャケットや、歌詞が右翼や特攻隊を想起させる……などといった、現在、永田町あたりで政治的な問題が燃えまくっている時風と絡んで大変難しい話になってくるのですが、あのジャケットのサッカー・ボールが法律で定められた「紅(RGBで指定するならbe003f)」でなく「金赤(db3f2b)」を選んでいるあたりで、私には「ファッション右翼でしかないんだから、そんな怒らなくても……」と思われ(リンクは色見本です。気になる方は、チェックして法律で定められた日本の国旗の梅干しっぽい部分の紅色を確認してください)、またサイゾーウーマンでの「手島優に顔が似てきている」という指摘があまりに的確過ぎて、思想のことなどがどうでも良くなってきております。ほぼ同時期にデビューしているaikoが年々「あれ? ちょっとずつ可愛くなってきている!?」という気づきを与えてくれるのと比べると、椎名林檎は順調にそして明らかに劣化してきている。
(どうでも良い告白ですが、猛烈に「aiko 小保方」というキーワードでGoogle検索をかけたいという欲望に襲われ、耐えることなく検索したんですが、すでに山ほどそういう指摘がされていて思わず「陽性かくにん! よかった」と心の中でつぶやきました/閑話休題)
けれども、椎名林檎の劣化の仕方は「お母さん化」のようにも思われ、私はそこに逆に魅力を感じてもいます。確かに数年前、化粧品やガムのCMに登場した頃の椎名林檎とは違っているけれど、今の彼女も良いし、男性たちもおっぱいがデカいとか、脚が長くてキレイだとかそういう単純な物差しで興奮するのではなく、ちょっとダラしなくなってるけどそのユルみが良いよね、とエロス&ビューティーの尺度を広げていった方がハッピーになれるのでは、と提言したいです。
そもそも椎名林檎の「NIPPON」を「右翼的だ」と糾弾されることよりも、もっと彼女が責任を負うべき罪があるでしょう。椎名林檎を聴いて右翼になり、街宣車に乗り出す人がでてくるならば、市街の騒音問題を助長するとして問題視されるべきかもしれませんが、そんな人はおりません。じゃあ、なにが問題かというと、椎名林檎に影響されて生まれた「イタい女子中高生」たちの存在なのです。
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