
Photo by Keith Watson Photography from Flickr
潮吹き、したことありますか? 私はほとんどありません。20代前半の頃に、2~3回経験したっきりです(しかも膣に指を入れてガシガシ腕を動かされるので痛かった)。しかしAVではほぼすべての女優さんがピューピュー潮吹きを披露しているではありませんか。潮吹き特集モノでなくとも、潮吹きシーンが挟まれるのはもはや定番です。
女体持ちとして、ずっと気になっていたこと。
「潮って、何?」「何で吹くの?」「っていうか、みんな吹くの?」
そう、実は友人たちも「え、吹くよ~」「シーツびっしょびしょにしちゃってさ~」「吹くよね? 吹かないの?」なんて自慢話(?)をしてくるものですから、モヤモヤが治まりません。
「もしかして私の潮……吹かなすぎ?」
そこで私は、「吹かせる」立場である男性側の声を聞いてみようと思い立ちました。日本ではおよそ100人前後のAV男優さんが活動しているそうですが、なかでも際立って潮吹きをさせるのが上手く、現場で重宝されている方がいるといいます。デビュー約14年目のベテランAV男優・阿川陽志さん(35)です。現在は現役AV男優出張エスコートクラブ、「BLACK SWAN -Tokyo-(ブラックスワン東京)」の経営者でもあり、女性を悦ばせるプロでございます。

爪やすりは必須!
阿川「messyでは二度目のインタビュー(前回はこちら)になりますね。よろしくお願いします。今日は、潮を吹かせればいいんですか?」
――……それは、ここでですか……?
阿川「冗談です(笑)。この後も僕、(AV撮影の)現場なんで(笑)
――阿川さん、爪、短いですね。
阿川「ガラス製の爪やすりで毎日削ってるんですよ。これは東急ハンズとかで1,000円くらいで売っているやつです」
――AV男優さんは、みなさん使ってらっしゃるんですか?
阿川「多いですね。中でもガラス製の爪やすりが非常に多いです」
――爪やすりを使ってない男優さんって、逆にいるんですか?
阿川「爪切りに付いてるやすりを使ってる人も中にはいます」
――やすりで整えて、女性の肉体を傷つけない「男の爪」を維持しているんですね。
阿川「そうですね。今回は潮吹きに関する取材とのことですけど、まず大前提として、潮吹きは女子が求めるんだったらやってもいいですけど、『俺、やってみたい!』という男の欲求に基づいてやるのはお薦めできないです。僕もプライベートではパートナーが求めない限りは潮吹き一切やりません。やっぱりAVの中で見せる技のひとつであり、あくまでも演出のスパイスなので……。だから女子が『私も吹いてみたいの』って言う時に、男がどう応えたらいいか、というお話になりますね」