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SMAPを驚かせたタモリの本音「今は共演者とベタベタしたい!」

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SMAP×タモリ

 そんな中、翌日27日の13時過ぎに私が何よりも楽しみにしていたコーナーがやって来た。今年の3月まで同局で放送されていた人気長寿番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』のMC、タモリの登場である。お昼の顔としてお馴染みだったタモさんが曜日と時間は多少違えど、久々にこの時間帯の生放送に出演していることに早速感動してしまった。

 タモさんが行きつけだというお蕎麦屋さん「夢呆(むほう)」をイメージして作られた情緒ある和風なセットの中で、SMAPを待ちながらひとり天ぷらを味わうタモさん。なんでも、「夢呆」の料理人の方々が、このコーナーのためにお店を休んでお蕎麦を作りに来てくれたそうだ。さすが、粋な計らい!

 そんな“リアル「夢呆」セット”の暖簾をくぐって、視線の先にちょこんと佇むタモさんを発見した途端、テンションの上がった顔を見せたSMAPメンバーたち。彼らがテーブル席に着くとタモさんは、突然気だるさを醸し出した。

「でも、あれだねぇ、今(の時間帯)が一番眠いねぇ……」

 と、さも自分が総合司会かのように、眠そうな演技をしながら『27時間テレビ』におけるタモさんの定番ゼリフを使ってSMAPを爆笑させていた。「絶対言うと思った~!」「わ~、言った~!」と、シンツヨコンビは大喜び!

 タモさんは「『27時間テレビ』を乗り切るには何も食べないほうが良い」という経験に基づいた持論があり、前の「ごちそうBISTRO」コーナーでSMAPのみんなが出された料理をバクバク食べていたことについて「これから絶対バテるよ」と窘めた。

「知ってます、食欲に負けたんです……。あまりにも腹減り過ぎて」

 と、しおらしく反省する中居くんを見て笑うタモさん。「消化するのにも体力を消耗するから食べないほうが良い」というタモさんの教えが頭にありながらも、とうとう空腹には勝てなかった5人。ってか、試食しなきゃならないコーナーだったから仕方ないじゃ~ん! 結局「もう、こうなったら食えば~♪」と思い切ってお蕎麦を勧めちゃうタモさんなのだった。

 お品書きを見ながらお蕎麦を楽しそうにオーダーするSMAPメンバーたち。今回、目の前で手打ち蕎麦を作ってくれるということで、みんな最前列でその工程を見届けようと調理台に群がった。

 ここでキムタクはこっそり一休みしようと思ったのか、床に座り込んで調理台の柱に背中をもたれかける態勢で、蕎麦打ちを真横から観察するという絶好のアングルを見つけ出した。すると中居くんも真似してその向かいの柱を利用し、同じように座り込んで真横観察戦法に。「超いいアングル~!」「ベスポジだこれ~!」と強調した二人だが、どさくさに紛れて休憩モードに突入したことは間違いない。

 これをキッカケに、今度は吾郎ちゃんと慎吾ちゃんが床が芝生調になっているのをいいことに、完全に寝っ転がって目を閉じ、蕎麦打ちすら見ていなかった。あらあら……。メンバーのそんな失礼な行動に「ちょっとみんな何寝てんの~! ダメダメ起きて!」と注意したツヨポンであったが、タモさんは違った。ニヤニヤしながら、

「いや、寝せよ~、寝せよ~。いいよ~、そうやって~♪」

 と、突如みんながお休みタイムに入った展開を楽しんでいた。いかにもタモさんが好きそうな“自由奔放感”である。それに気を良くしたのか、リーダーの中居くんが

「タモさん、試しに、2分ぐらい(時間)繋いでもらえますか?」
「一回横になってみてもいいですか? 5人で、川の字になって」

 と、本格的にお休みタイムを懇願。タモさんは「いいよ、いいよ」と快諾して、手打ち蕎麦の解説をしながら時間を繋ぐことを自ら提案した。タモさんの懐の深さを感じながらも、ソッコーで川の字で寝そべろうとするメンバーたち。

「これは貴重だぜ~!」
「こんな『27時間(テレビ)』サイコーだよ! 食ってすぐ寝れる」

 と、中居くんは束の間の休息にご機嫌になったのだった。そして、均等にちょっと間隔を空けて綺麗に横一列に並んで寝そべると、“お眠りモード”に入った5人。もはや前代未聞である。『27時間テレビ』の放送中に総合司会のメンバー全員がテレビ画面の前で眠りに着くなんて……。

 しかも、眠るにはスタジオの照明が明る過ぎると中居くんがスタッフに注文をつけると、照明も暗くしてもらって、完全に“ガチ寝モード”に突入したのであった。その傍で、蕎麦打ち職人とタモさんが静かに“蕎麦打ちトーク”。このシュールな感じは、まるで『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)のようである。

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!