柴門先生の恋愛塾!?
そして、たくさんの恋愛漫画を生み出し「柴門塾」という恋愛ワークショップも開催している柴門さんだが、「基本、女は人の意見を聞かない」という結論に行き着くとのこと。相談しに来る女性は「自分の中で、すでに気持ちは決まっていて、柴門先生に話を聞いて欲しいだけ」だそうだ。
それがわかっているので「気持ち良く話をさせる」ということに徹するらしい。その恋愛話がいつか柴門作品に活かされることで、両者にとってWin-Winな塾となっているようだ。そんな「柴門塾」の入塾条件はただひとつ、
「柴門先生に“面白いネタ”を提供できるかどうか」
だそうだ。自分の恋愛話がいつか漫画になるかもしれないというのは嬉しいのだろうか? 楽しい恋愛だったら良いが、辛い恋愛だったら思い出したくもないような気もする。後者の場合は、悲劇のヒロインにでもなったような気分になり、嫌な思い出も漫画に描き出してもらうことによって浄化されることを期待していたりして?
今回、番組では“恋愛の神様”と言われる柴門先生から、視聴者へ向けて「恋愛のススメ」についてアドバイスもでた。
「色っぽい男にときめけ!」
とフリップボードに書かれた先生直筆の力強い文字。先生は、「既婚者にこそ当てはまる」というこのススメについて解説してくれた。
「結婚すると淡々と流れる日常生活が、なんとなくくすんで来る。そんな時にホストクラブなどに走るのではなく、例えばテレビで見かけた男性芸能人に『ステキ!』と思うだけで、女性らしさやホルモンが出て来る」とのこと。
とにかく「魅力的な人であれば誰でも良い」そうだ。ちなみに柴門先生の個人的な好みは「エロい中年男」らしい。太一くんが「高田純次さんとかですか~?」と“エロおやじ代表”の名を挙げたが、柴門先生的には年齢オーバーだったらしくビンゴではなかった。
先生の好みに当てはまったのは「豊川悦司が映画『フラガール』の銭湯シーンで見せた、お尻がキュッと上がっている全裸の後ろ姿」とのこと。もの凄いピンポイントで真っ直ぐなエロ目線である! なんでも「肉体はとても重要な要素」らしい。
それを聞いた大久保さんが、肉体美を誇るマッスルイケメン集団のEXILEも気に入ってるのではないかと尋ねると、
「みんなに人気ある人はちょっと(タイプじゃない)……」
と、しおらしく否定していた。とにかくピンポイントで好みを判断するそうで、お笑い界では千原ジュニア(千原兄弟)がいいらしい。
「ジュニアさんのぉ、肩の、この線が好きなんです。ぐふっふっふ~♪」
と、自分の肩を触りながらニヤニヤ発表していた。レギュラー陣にはいまいちその魅力が伝わっていなかったのだが、
「(ジュニアさんの肩は)薄い感じじゃないですかぁ? あれと~、薄情そうなクチビルと、薄情そうな目が、たまんないんですっ」
と、ジュニアに対する相当ピンポイントな魅力を次々と挙げていた。
「自分だけの楽しみ方を見つけることで優越感に浸れる」
という心理が働くそうで、「薄情そう」などと微妙なdisりを入れながらも萌えちゃうのが、柴門流の楽しみ方のようだ。
そんな風に旦那さんがいても、別の誰かにときめくことで、「人生が楽しくなって余裕ができると、ご主人にも優しくできるようになる」と、結婚生活においてプラス作用が働くということを伝授した。「ときめきは“心のオアシス”」なんだとか。
柴門先生が生み出した数々の恋愛ドラマのキャラクターたちが、問題を抱えながらも生き生きと描かれているのは、こうした観察眼の賜物かもしれない。
毎週木曜21時から放送中の『同窓生』では、現在、井浦新演じる主人公の柳健太が、不倫の扉を開けそうでギリギリ開けないという微妙な状態に直面中である。私は既婚者ではないが、新さんの危うそうで繊細な演技に何気にときめいていたりして。(新さんのさらなる魅力についてはコチラ)まぁ、女性ホルモンが出ているかどうかは定かでないが、これからのストーリー展開が楽しみなドラマである。「日常生活がくすんで来たなぁ」なんて思っている貴女、新さんを見て一緒にときめいてみるのはいかがでしょうか!?
■テレ川ビノ子 / テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!
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