
Photo by Bryan Crump from Flickr
「彼のためだけにセックスをする」この言葉を聞いて、どんな女性をイメージしますか?
奉仕の心を持つ従順な女性、もしくは、彼にされるがままで自分の意思が希薄な女性を思い浮かべる人もいるでしょう。しかし、その言葉の裏には思いもよらない本音が隠されていることも……。
今回、インタビューしたKさん(27歳/ネイリスト)は、そんな「彼のためだけにセックスをする」女性なのだそう。彼女がそうなった経緯、そして現在の彼とのセックスライフを語ってもらいました。
――まずはじめに、自分が「彼のためだけにセックスをしている」ことに気づいたのはどんなきっかけからですか?
K「16歳の時に同級生の彼と初体験を済ませて、2年間くらい付き合ってたんですけど、何度やっても『自分からしたい』って思えるようにはならなくて。それで『私って性欲ないのかも』って気づいたのが最初かな」
――それって、セックスが気持ちいいと思えないということでしょうか?
K「そうですね。『これ、気持ちいいかも』って思うことはあるけど、『何これ、めちゃめちゃ気持ちいいー!!』っていうレベルに達したことはないです。彼がしたいって言うから一緒にするだけ」
――でも、拒絶することはなくて、彼に合わせてするんですね。
K「確かに気持ちよくはないけど、嫌悪感があるワケではないし、キスだったり抱きしめられたりするのは好きだから、その延長でなんとなく受け入れてる感じ。あとは、エロいムード自体はなんか好きなんです。『今からエロいことするぞー』みたいな(笑)。それがセックスしたいっていう気持ちにつながるかって言ったら、つながらないんだけど……」
――ということは、自分が感じることがほとんどなくても、セックスが嫌いなワケではないんですか?
K「嫌いでもないけど好きでもない。なんか“無”って感じ(笑)。痛かったり疲れるようなことは拒否るけど、それ以外なら好きにやって~って感じ。何のこだわりがあるワケでもないので、楽だと思いますよ、私とヤる男の人は(笑)」
――セックスが“無”とは……(苦笑)。
K「それでも、彼が希望したらフェラとかもするしね。一応、一通りは頑張る(笑)。でも、私が基本受け身でいると、何でもアリなドスケベ女だと思われて、変わったプレイをさせられることがあるんですよ。そんなことされても気持ちよくも何ともないんだけどね」
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