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不倫ドラマ『同窓生』のたまらん焦らしプレイ、前半戦終了も壁ドン・ちょいキスどまり!

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『同窓生~人は、三度、恋をする~』公式HPより

『同窓生~人は、三度、恋をする~』公式HPより

  水曜日は不倫の確率が高くなる……という俗説があるが、今クールは木曜の夜が熱い。TBSの木曜ドラマ劇場『同窓生~人は、三度、恋をする』と、フジテレビ系の『昼顔』、不倫をメインテーマに据えたドラマの放送がどちらも木曜夜なのだ。

 『昼顔』については主婦の感情描写が巧みだとかエロ展開が優秀と評判だが、一方の『同窓生』はその真逆をいくじれったい展開で話題だ。

 自分の気持ち素直に行動できない、大人の恋愛の葛藤を描く同ドラマ。原作は柴門ふみで、『東京ラブストーリー』が懐かしくなるという読者もいるだろう。

 メイン登場人物は、稲森いずみ(役名:あけひ。人妻の美容師)、井浦新(役名:健太。バツイチ)、板谷由夏(役名:薫子。独身)、松岡昌宏(役名:遼介。既婚)、EXILEのMATSUこと松本利夫(役名:太郎。あけひの夫で美容院を複数経営)の5名だ。中学時代の同窓生である彼ら(太郎除く)が同窓会で25年ぶりに再会したところから話は始まる。

 二人の子供をもうけながらも、DV癖があるうえ従業員と不倫中の夫との仲に悩むあけひ。彼女はスタートから妙に積極的で自信過剰な「不思議ちゃん」ぽいキャラクターで、中学時代に2ヵ月だけ付き合っていた健太を「健太が離婚しちゃうなら、私、健太のこと待ってればよかった」と小悪魔発言で惑わせたり、中学校の校庭に誘い出して「私にキスして」と迫ってみたり。

 第二話では、「髪がちょっと伸びてるね。うちの店(美容院)に来て。月水金のどれかね」と、夫が不在にする日を指定して健太を呼び出し、シャンプーして髪を切ってあげ、キャッキャウフフな時間を過ごす。あけひは唐突にYes or Noで答えるいくつかの質問パンチを健太に繰り出すのだが、

あけひ「今、健太には好きな女がいます。その女は他の男の妻である。その女の名前のイニシャルは……Aである」
健太「……Yes」

 と、恋愛ごっこ未満のプレイを繰り広げる楽しそうな二人を、どんよりした眼でDV夫・太郎が見ていた――。と、第二話の時点で、あけひと太郎の美容室には不穏な空気が充満していることがおわかりだろう(それにしても、夫不在とはいえ他のスタッフたちは普通に働いているのに、どうしてあけひは自分の店でそんなプレイに及ぶのだろう……破滅願望なのだろうか?)。

 しかし! この二人、なかなか「恋愛ごっこ未満」の関係から発展しない。泥沼に陥るのはまだまだ先なのだ。第一話のラストシーンでキス寸前になるのに、なんと第五話にしてまだキスすら達成できていなかったのである。

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