
Photo by Gerry from Flickr
ハーイ、アスモデウス蜜柑よ。夏のバカンスを楽しみすぎてお久しぶりの原稿になってしまったわね。反省反省。今年の夏は男の新規開拓もたくさんできたから今後のネタが尽きないわ。来月もきっと男の相手でてんやわんやしているでしょうね。
さて、必殺裏仕事人の連載も最終章。
女を買いに東南アジア(特にタイやフィリピン)へ行く男の話ってよく聞くけど、私の知人にも何人かいる。日本で性風俗店に行くよりも相場が安く、王様気分で女性を選ぶことができるからね。
今回は買い手が娼婦を選ぶために訪れる置屋(娼婦が住居にしている)で、従業員としてバンコクで働くタイ人女性のハックさん(30歳・仮名)に話を聞くことができたわ。恥ずかしながら私はタイ語なんてちんぷんかんぷんだから、通訳のできる友人を通してだけど。ああ、人脈が多いって有難い。
勘違いしてはいけないのが、タイのセックス産業は有名だけど、売春はもちろん違法。女性たちはどんな暮らしをしているのかしら。
――なぜハックさんはこの仕事を?
「実は私も以前、2年ほど娼婦として働いていたことがあります。それだけの期間、毎日働けば充分貧しい両親を支えることができました。でも『生涯安定』というわけではありません。その不安から、娼婦に戻る覚悟もしつつ、娼婦の一番近くで働ける仕事を選びました」