脱いでも情の濃さがにじみ出ている昭和の女。情が濃いのはいい女、というのは今はもう昔の話かもしれません。いやしかし、情の濃さにほだされる男は意外にまだまだ多いというのが現状のようで(周囲調べ)。とりあえず平成生まれの若きmessy女性読者も含め、身も心も裸になった昭和のいい女から何かを学べたら、また時には反面教師にして。ということで、一回目は、生きているだけで情の塊のようないいおなご、「白蛇抄」の小柳ルミ子さんを。
THE・芸能人を地で行くルミ子
まず、当たり前のことを言うなら、ルミ子(以下、敬称略)の前にルミ子なし、ルミ子の後にルミ子しかなし。もしくは、ルミ子のウエストの前にルミ子のウエストなし、ルミ子のウエストの後にルミ子のウエストしかなし。と一回目から、やや字数稼ぎと取られがちな冒頭ではありますが。
ルミ子のディナーショーの席は、歌を聞きたい人だけじゃなく、あのメリハリの効いたプロポーションを見たいという人で未だに埋まるらしいです。62歳になってもなお、ボディでファンを魅了し、見事殿方の欲求に応え、目が肥えた批判力だけが半端ないおばさまたち(淑女?)からも手放しで大絶賛されるルミ子小柳。半端ない女力です。
瀬戸の花嫁で、可憐に健気に歌いながら、夜な夜なディスコに通っていた(ウキペディアより)ルミ子。その瀬戸の花嫁を作曲してくれた平尾カントリー昌晃先生と共演し、何かの拍子に泣きのスイッチが入ってしまい号泣する極めておきゃんなルミ子。かと思えば、映画『白蛇抄』では、白い裸体をさらして世の男を虜にしつつ、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞までをも獲得した演技派女優でもあります。
1 2