バッシングやアンチの存在をうまくかわし、「わかる人だけわかってくれればいい、好きを追求をすればいい」という信念を確立できたようだ。年齢や環境に縛られ、見知らぬ他人の声に惑わされて自分を曲げるより、「もっともっと攻めたい」というメンタルの強さを身に付けた益若。身長150cmと小柄でボディバランスは良くはないが、それをコンプレックスとして内側に抱え込むよりも、メイクやファッションで楽しみながら誤魔化していきたいという。
「誰かと比べて悲観的になるより、逆にその誰かが真似できない、羨ましいと思えるようなずるい人になりたいな」と語る益若の言葉を燃料投下と受け止めて、「あんたなんて羨ましくなるわけないでしょ!(怒)」と憤るアンチもいれば、素直に励まされる女性も少なからずいるだろう。ギャルのカリスマと呼ばれた時代は、安く消費されて終わるかのようにも思えたが、ストッキングやコスメのプロデュース業も順調な益若。相当息の長いタレントになりそうである。
(清水美早紀)
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