K-POPスターにとって、徴兵での入隊前は一番の稼ぎどき。「これが最後」「これこそラスト」と銘打って、何度もイベントが開催されるので、ファンは毎度、見納めとばかりについつい行っちゃいます。
先月28日、陸軍訓練所に入所した超新星のソンジェもラスト・イベントを何度もやったクチです。なかでも最も大きなイベントとなったファンミーティング(@さいたまスーパーアリーナ)での発言は傑作でした。
「入隊したら、日本語の勉強をがんばるので、ファンのみんなも韓国語の勉強をがんばってください」
この模様をネットの生中継で見ていた私は、飲んでいたコーヒーを吹いちゃいました。みなさんのなかには「えっ、軍隊で日本語の勉強なんて冗談も休み休み言ってね。新米はそんなこと、やってる暇ないでしょ!」と思った人も多いでしょう。でも、彼はそれができるんです。
暴行、イジメが横行し、4日に1人の割合で自殺者がでていると言われる韓国軍。十分な休暇もとれない環境で日本語の勉強なんか、できるわけがありません。この意味で、「冗談言わないで!」ってのは当然です。
でも、彼の配属先はそれができるような場所、ソウル警察広報団。以前、「K-POP界と軍隊。優遇されなくなったスターたちが、抜け道を模索中」と題したコラムで、今後、ここを志望する芸能人が増えるはずと指摘したところです。
YouTubeでソウル警察広報団を検索してみましょう。結構、出てきます。それも学芸会の出し物的なものが。警察の制服を着てK-POPのダンスをやっているのもあれば、着ぐるみをかぶって子ども向けの啓蒙寸劇をやっているものも。
で、この寸劇、登場するキャラが、明らかに不二家のペコちゃんのパクリ(舌を出していないペコちゃん)や、NARUTOのインスパイア系とか、ゆっるゆる~。アリーナクラスの会場を満員にし、激しいダンスを踊ってきたソンジェから見たら楽勝モンです。
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