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韓国でもセクハラへの意識が高まる。怒る女性と、戦々恐々とする男性たち

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 また、韓国の地下鉄の中では、「体が接触する可能性があります。ご注意ください」と痴漢をけん制するようなアナウンスが流れる。ストレートに「痴漢は犯罪です」と言うと、罪のない乗客男性たちに不快な思いをさせてしまうため、そのような微妙な言い回しになるのだろう。もはや、どこに気を使えばいいのか分からなくなっている始末である。

 身近な知人男性の経験では、さらに恐ろしいケースも聞いている。

 彼は合コンで一緒になったある女性の外見をからかっていたのだが、それが彼女の逆鱗に触れてしまう。その日、知人男性は女性の家に招待されたのだが、女性に「鍵、閉めて」と言われて言う通りにした。その後、オレンジジュースを一杯ごちそうになり何事もなく帰ったのだが……、なんと後日、セクハラされたと訴えられ300万円ほど賠償するハメになったそうだ。

 それ以来、彼は女性が怖くなり、うかつにざっくばらんなコミュニケーションを取ることができなくなったと頭を抱えていた。男性にも非はあるのだろうが、なかなかキツい仕打ちである。

 性の問題に関しては何かと話題に事欠かない韓国社会だが、これから先しばらく、セクハラ問題に関しては女性たちの社会的な反撃が続きそうである。

 

■河 鐘基/エンターテイメントから政治まで、韓国の社会問題を広範囲に取材。雑誌やウェブ媒体を中心にライター活動を展開中。K-POPも好きだがAKB48の方が好きという、韓流ライターにあるまじき趣味を持つ。さらに正直に言えば、ローラのほうが好き。

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河鐘基

エンターテイメントから政治まで、韓国の社会問題を広範囲に取材。雑誌やウェブ媒体を中心にライター活動を展開中。K-POPも好きだがAKB48の方が好きという、韓流ライターにあるまじき趣味を持つ。さらに正直に言えば、ローラのほうが好き。