ゴシップ

勃起クソメールの正体は「性欲」じゃなかった!?

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桃山商事のクソ男撲滅委員会

「今からって時間ないよね?笑」(23:05)

 先日、新宿ネイキッドロフトで「恋のクソメール大賞」というイベントを開催しました(概要は前回の記事をご参照いただけると幸いです)。

 クソメールとは、男たちから届くしょーもないメールやLINEのこと。大して仲良くもない男からいきなり送られてくる“ワンチャン狙い”の連絡や、元カレから送られてくる未練がましいポエムなど……とにかく「受け手がクソだと感じた時点でクソメール!」という定義の元、女子のみなさんから約200枚のクソメールを“スクショ(=スクリーンショット)”で収集させていただき、それを会場で観賞するという性格の悪い企画を実施したのです。

 今回はその一部を紹介しながら、「男たちはなぜクソメールを送るのか?」という問題について考えてみたいと思います。

 

半勃起メールですね

帰れよ。

 例えばこれは、独身女性のUさん(27歳)からいただいたLINEのスクショです。相手は合コンで知り合い、その後1度だけ2人で飲みに行ったことのある男性。そんな浅い仲の人から、23時05分という深夜帯に「今からって時間ないよね?」の連絡が……。って、もう見え透いてますね。終電逃して泊まっちゃおうという“ヤリ目”が、スッケスケに見えています。

 Uさんもそれは即座にわかったようですが、相手男性は合コンの幹事である先輩の友達。そんな人間関係のしがらみもあって無下に扱うこともできず、やんわりと断り文句を返信したら……

なんで「一緒に入れる」前提?

なんで「一緒に入れる」前提?

 こんな気持ちの悪い返信が! 一応ノリ良く対応していますが、Uさんの背筋には激しい悪寒が走ったそうです。もはや「キモい!」のひと言しかないわけですが……ここにはクソメールを考える上で重要な2つのポイントが隠されています。

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清田代表/桃山商事

恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆などを通じ、恋愛とジェンダーの問題について考えている。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)や『大学1年生の歩き方』(左右社/トミヤマユキコさんとの共著)がある。

twitter:@momoyama_radio