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布ナプ専門店潜入レポ。「紙ナプキンで子宮汚染」など数々の超理論に唖然!

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「紙ナプキンは快適だから、いつまでも取り換えずに水分をため込んでしまい、体を冷やす」という主張もあるようですが、ナプキンを取り換えないってどんだけズボラ女子! 紙ナプキンもトイレに行くたびに取り換えるのがスタンダードな使用法ですので、布ナプキンの使い方と変わりません。

ダイオキシンを持ち出す

 「子宮の吸収力」についてはこんな説明も。特別な染料が使われた布ナプキンのコーナーにあった説明文です。

染の色が抜ける!:染の薬効成分もあなたの体が必要として吸い取ったというサインで、染めの色が抜けることがあるんです!! デリケートゾーンの吸収力の高さが実感できます”

 カンジダ菌も、布ナプキンで解決できそうな勢いですね。同店のHPでは、ダイオキシン問題にも触れられていました。要約すると、

“ナプキンは塩素漂白の過程でダイオキシン発生の可能性があるそうだ。ダイオキシンは子宮内膜症や流産、死産の原因! だから紙ナプ派存在すべきでない!”

ということのようです。ええっと、昔は紙パルプ製造の過程で塩素系漂白剤が原因でダイオキシンが発生することもあったようですが、現在は安全な製造方法に変わっていませんでしたっけ? もしや“紙ナプ原罪論”とか“企業の虚偽報告!”とおっしゃっているのでしょうか……!? ご主張の真意が読み取れず、勉強不足ですね。

 また、布ナプ推進派の中には、焼却時のダイオキシンを気にされている方も少なくないようですが、現在の焼却施設ってダイオキシンが発生しないよう高温・急速冷却が義務付けられていませんでしたっけ。でも、もしかしたら自分の素人考えなのかもと思い、後日、科学に明るい同業者に、「生理用紙ナプキンを使うと、ダイオキシンで子宮に悪影響があるという話を聞いたのですが」と話してみました。

 その反応は、「は? 股の下でわざわざ紙ナプキンを燃やしてるの? なんで?」ーーそうですよね。私に聞かれても、分かりません。

 とりあえず同店では、悩みに悩んでオーガニックコットンの布ナプキンを購入。

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ホルダーと替えのパッド2枚組で、総額2530円也。

 紙ナプキンにはないキュートなデザインにココロ踊ります。はい、もちろん地球や体をより良くするためではなく、ゾンビや災害で東京が陸の孤島になったときのためにです。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

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山田ノジル

自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。当サイトmessyの連載「スピリチュアル百鬼夜行」を元にした書籍を、来春発行予定。

twitter:@YamadaNojiru

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