
Photo by Jim Shine from Flickr
ソウルの街を歩いていると昼夜関係なく、カフェで、居酒屋で、スーパーで、エスカレーターで……とにかくあちこちでイチャイチャしまくってるカップルをよく見かける。イチャイチャぶりが激しくて、隣に座ってるこっちが照れて席を移動してしまうことも少なくない。
夜になると地下鉄の駅周辺では、別れを惜しむカップルがチュッチュ、チュッチュしまくっている。体をぴたりと密着させて30分以上、チュッチュ、チュッチュ、ペロペロ、ペロペロ、彼の腰の動きがな~んだか妙で、女の子が気持ちよさそ~うな表情してるカップルを見ると、「もぉーホテル行けや!」と叫びたくなる。
そんなイチャイチャしたくて仕方ないカップルたちに人気のデートスポットが、ハンガン(漢江)だ。
ハンガンは、ソウルの中央を東西に流れる大きな川で、その川沿いには市民の憩いの場として12カ所の大きな公園がある。そう、この公園にソウル中のイチャイチャカップルが大集合するのだ。
昼間だろうが、近くでちびっ子が走り回ってようが、そんなのお構いなし! 爽やかな風に当たりながら、ふたりの甘~い時間を満喫している。レジャーシートを敷いて寝転がってるカップルも多いが、イチャイチャが盛り上がって、つにはおっぱじめる寸前!! ……なんてカップルはさすがにいない。公共の場所でイチャつくことに抵抗のなさそうな韓国人でも、さすがに全方位丸見えの公園ではギリギリ行為まではできないだろう。
そんなときに大活躍するのがミニテントだ。
ハンガンでは夕方になると、ミニテントを張って夕涼みを楽しむファミリーやカップルが目立つ。夜のハンガンはところどころに照明はあるが、それほど明るく照らされすぎず、場所によってはかなり暗くなるところも多い。カップルが暗めのスポットを探してミニテントを張れば、そこは誰にも邪魔されない、誰からも見えない、2人だけのパラダイスになってしまう。
夕涼みがエスカレートして…
「テントの中で本気でヤラれそうになって焦った」と話すのは、現在ソウルの日系企業で働くアイさん(32歳)。
「今つき合ってる韓国人の彼って車もお金もないの。彼は実家住まいで、私は男子禁制の寮に住んでるんで、エッチをする時はホテル。でも彼はホテル代をケチってカラオケの部屋でもやろうとするような人なんです。そんな彼から、『テント持ってハンガン行こう』って誘われたんですよ」
アイさんはそのとき、「BBQでもするのかな?」と楽しみにしていたそう。
「なのに、中に入って夕涼みするだけ。もちろん彼とまったりするのはイヤじゃないんで、寝転んでキスしたり、バックハグされたりして喜んでたら、彼がどんどん過激になっちゃって、私のズボンを脱がそうとするんですよ。いくら暗くて見えないからって言っても、抱き合ってキスするだけでも抵抗あるのに、本気でやろうとするなんてバカですよね?」
その日はなんとか暴走する彼を止めたアイさんだが、彼が言うには友達カップルはテントの中で最後までやったらしい。
「私がテントにいるときも、近くをちびっ子が犬と一緒に走り回ってたし、いつ誰が来るかもわからない状況のなかで、最後までやってるなんて信じられません。でも居酒屋のど真ん中でも舌を絡めてキスしまくる韓国人だから、どこで何をやってもおかしくないかもしれませんね(笑)」
ソウルもすっかり秋。夜は肌寒く、さすがにハンガンのミニテント族も見かけなくなってきた。イチャイチャ大好き韓国人カップルには、テントでのお楽しみも当分はお預けだ。
■韓 美姫/先日スーパーで買い物中のペ・ヨンジュンに遭遇。顔がまん丸、体も少しぽっちゃりしてたから二度見しちゃいましたけどww