インタビュー

「12歳年下彼女と結婚目前」鬼畜男性の女性観~男の性欲/日高さん(仮名・36)

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うまく別れられない男

――これまでの彼女とは結婚を考えたことなかったんですか?

日高「ありましたし、同棲経験もありましたが、なにせ交際期間が最長9カ月ですから」

――許せないから?

日高「同棲していた女性は、とにかく酒癖が悪かったんですよ。女性で酒癖が凶悪なまでに悪い人は、なかなかなレアケース。自宅が4階なんですが、『別れよう』と言ったら、『死ぬ! 私、死ぬ!』とか言ってベランダから飛び降りようとしたんですね。『本気で死ぬ気のあるヤツは“死ぬ!”とは言わない。ひっそり死ぬものだ』って言ったら、『じゃあ、一緒に死んで!』で包丁を持ち出されて刃傷沙汰です。あやうく松田優作ばりに殉職しそうでした」

――それは壮絶な場面……酒で豹変しちゃう子だったんですね。

日高「愛嬌があってセックスの相性も良く、料理も上手だったから、付き合ってすぐ同棲したんです。仕事を終えて帰宅したら、必ず料理を作って待ってくれていたし、ぼんやりと『ああ、僕はこの子と結婚するんだろうな』って思いましたが、まさかの超絶酒癖が悪く、その思いは儚くも海の藻屑と消えました」

――具体的に、酒が入るとどうなっちゃうんですか?

日高「人格が豹変し、精神的・肉体的暴力の雨あられです。なぜそれを許せなかったのかといえば、それを本人が全部覚えてなかったからなんですよ。僕にだけならまだしも、後半は友人の対しても暴言を吐いたり、その友人連中からは『おまえの彼女、マジヒドいな』『あれ、酔っ払ってると見せかけて本性だろ』『そのうち捕まんぞ』など、散々な言われようでした」

――なるほど。

日高「その頃、広告代理店に勤めたばかりのせわしない毎日で、ある日『終電で帰るね』とメールし、『じゃ、ご飯作って待ってる♡』なんてやりとりをしていたんですが、結局徹夜で朝方帰宅したわけですよ。いざ自宅に帰ってみたら、彼女はまだ起きていました。でも、明らかにテーブルの上には赤ワインのボトルが2本空いていて、500mlの缶ビールやチューハイの空き缶が部屋中に散乱していまして。

(女)ってかおせーんだよ。てか座れよ(コンコンコンッ←指で床を連打してる)。まず、このご飯、冷めてまーす。なんでかわかる? おめーが帰ってこねえからだよ! 食うの、食わねーの? あたためてほしいの? ……自分であっためろよ!(爆笑) つかなんで最終で帰ってくるとか言ってんのに、帰ってこれねーの? 要領を得ないタイプなんだろ、おまえ? 健気に料理作って待ってるあたし、何? あんたの、何? 家政婦? はい、あたしはあなたの家政婦です……家政婦じゃねーよ!

みたいな」

――まくしたてますねー。

日高「(女)タモリってさ、『笑っていいとも』の司会、ずっとやってんじゃん。でもさ、夏休みのときは明石家さんまとか中居くんが代打で司会やったりしてっけど、やっぱあれってタモリじゃねえと務まんねーと思わね? タモリがやってこそ『笑っていいとも』じゃん。でも、あんたがやってる仕事って、タモリじゃねえから! 誰にだってできる仕事なんだよ! それが要領を得ないくせに『この仕事は俺にしかできない!』とか抜かしてんだろ? バカかよ! おめーはタモリかよ!

と言われまして。その後、彼女は息絶えるかの如く、眠りにつき、起きると『おはよ♡ 昨日は遅かったね』って通常モードに戻っていました」

――本当に覚えてないんだ。でもなんか私も酒癖が悪くて暴言もすごいのでその彼女の話、他人事じゃないです。

日高「セックスの相性は良かったですからね。結局、その子と別れ、それからしばらくして、合コンで出会った超絶セックス好きの女の子(24)と付き合うことになりました。とにかく、その女性に対する印象は、一にセックス、二にセックス、三四もセックス、五もセックスでした。僕にどんなに性欲がなくても、『じゃ、当てあいっこだけしよ♡』とスリスリしてきましたから」

――当てあいっこ? 素股的な?

日高「僕のチンコの上にまたがり、パンツを脱いでマンコをスリスリしてくる行為です。僕は普通に携帯でネットとか見てるんですけど、『勃ってきたね♡ 固いよ? ちょっとだけ挿れてもオッケー?』とか。どんなに性欲がなくても、体は嘘をつかないんだな、と思った瞬間です」

――ああ、とりあえず勃っちゃえばこっちのモンですからね。勃って入れちゃえば男の人が動いてくれるから。

日高「しかし、その女性には旦那がいることが発覚し、別れることになりました」

――ファッ!? 旦那にはバレなかったんですか?

日高「交際して4カ月目くらいですかね。深夜にその子と一緒に『プラダを着た悪魔』のDVDを見ていたんです。そうしたら携帯に登録されていない番号から着信があり、電話をとったら『隣にいる女性は正真正銘、私の妻です。あなたの彼女ではありません』って言うんです。いたずら電話だと思いますよね、普通。でも、とりあえず通話口を押さえて、その子に『結婚してるの?』って聞いたんですけど、よくマンガなんかで頷くときに「コクン」って擬音が描かれるじゃないですか。まさにその音が聞こえるくらい、『コクン』と首を縦に振られまして。一度、電話は切ったんですが、『ごめんなさい……騙すつもりはなかったの……』と」

――また修羅場だ。

日高「まあ、百年の恋も一気に冷める、というやつですかね。毎日のように突っ込まれていた陰茎は、僕と旦那の2本だったかと思うと、なんだかやりきれない気持ちになりました」

――慰謝料とか請求されなかったんですか?

日高「むしろ僕が請求したい勢いでしたが、旦那から丁寧に『僕には有能な弁護士の知り合いがいます。直ちに別れなければ、最低でもあなたからは380万円、賠償金を取れます』というメールが届きまして。頭にきたので、なんなら二人まとめてぶっ殺そうかと思いましたが、踏みとどまりました。クズを殺して世間様から僕がクズ扱いされるのはごめん被りますからね」

――その夫婦は修復したんですかね?

日高「その後、仲良くしてたみたいですけど、数年前からLINEのサービスが始まりましたよね。友達リストにその女の子の名前が出てきたんですが、旧姓でも旦那の苗字でもなかったんですよ。なので、『離婚して再婚したのかな。また違う誰かと当てあいっこしてるのかな。ああ、もう一回セックスしたいな。なんだかんだで一番相性が良かったな。すごく可愛かったし、スタイルも抜群だったしな……でも、スッピンはブスだったな』と、遠い目になりました」

――化粧テクが卓越してたんですね。

日高「その子とは初めてがたくさんあったんですよ。ディズニーシーに行ったのもその子が初めてでしたし。それまではそういうメルヘンにまったく興味がなかったので」

――行きたくなかった?

日高「夢見る前に現実を見ろ、と思ってしまうんですよね。ディズニーシーとかディズニーランドが好き! って言ってる子って、たいていブスじゃないですか。そういうところで現実逃避したいだけなんだろうな、そういう性格がさらにブスに磨きをかけるんだよなあ、って」

――ディズニーグッズとか部屋に置かれてると嫌なんですか?

日高「いや、構わないですよ。ただ、可愛い子じゃないと、ミッキーも浮かばれないですよね。その次にお付き合いした女性ともディズニーシーに一緒に行ってみたんですが、やっぱり可愛い子と行かないと面白くないことに気がつきました」

――次の女の子はそんな好きじゃなかった?

日高「まったく」

――全然好きじゃないのによく付き合えますね。

日高「当てあいっこ女子と別れてからすぐくらいかな、年齢が2つ下の子と付き合うことになったんです。たまたま立ち飲み屋で飲んでいたら、『先輩、覚えていますか? ○○です。ずっと先輩のことが好きだった○○です!』と、突然声をかけられて。こんな肩幅の広い体格のいいブス、いたっけ? と記憶を呼び戻したんですが、全然思い出せませんでした。でも、あちらは僕のことを好きだったみたいで、『すごい運命感じちゃいます! ドキドキしてます!』とか、それはもう、まくし立てるまくし立てるの押せ押せモードで」

――なんかものすごい積極的ですね。で、付き合ったんですか?

日高「まあ、別れたばかりで彼女もいなかったので、とりあえず付き合ってみることにしました。そしたらその子、舞い上がっちゃって、『超ヤバいんですけど! 神様神様ヤバいヤバい! お母さんに電話していいですか?』とか一人で盛り上がってました」

――何カ月付き合ったんですか?

日高「3カ月ですかね」

――好きになろうと努力したってことですか?

日高「しました。でも、無理でしたね。料理もできなければ、セックスの相性に至っては最低最悪でした。初めてセックスをしたとき、正座でフェラチオしようとしたんですね、その子。なので僕は『儀式じゃないんだ! 本能でしゃぶれよ!』と言ったんです。それがセックスだと思いますから。結局、3カ月付き合って、一度もイキませんでした。ここでは『どんなに性欲があっても、体は嘘をつかないんだな』と思いました。なので、ラブホに行って行為に及んでも、途中で萎えて、その子がシャワー浴びてる間にオナニーして射精して寝る、みたいな感じでしたね。ラブホに行って精子も出さずに帰るなんて、受験を受けて答案用紙を白紙で出すようなもんですから」

――彼女は相当傷ついたんじゃないですか?

日高「僕も傷つきましたけどね。平成にこんな天然記念物が存在するんだ、って。別れ話を切り出したとき、案の定『絶対ヤだ! ねえ、どうしたら別れないで済むの?』って聞かれたので、『週に5万円、払ってくれたら大丈夫だよ』と伝えました」

――え、なんで?

日高「そしたら引くかな、と思って。でも、(女)『今の給料なら……(計算して)イケる!』と言い出して、『じゃあ、週7万』と言ったら、『それは金銭的にキツい!』ということだったので、『それならもっと身の丈に合った男性と付き合いなよ。料理が下手でも、セックスが下手でも構わない! って男性を探しなよ。僕は理想が高いほうじゃないけど、料理ができなくてセックスの相性が悪いブスは、やっぱり無理』って」

――ひどいですね。

日高「包丁持ち、旦那持ち、勝手な運命持ち。見事なコンボで疲弊しました」

――立て続けに今の3つの恋愛があったんですね。最後のコは恋愛とは言えないかもしれないですけど。

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