インタビュー

「12歳年下彼女と結婚目前」鬼畜男性の女性観~男の性欲/日高さん(仮名・36)

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ようやくコンドームの重要性に気付いた

――先ほど、子供が欲しいという話が出ましたけど、これまでヤリまくってきて相手が妊娠した経験はないんですか? 中絶とか。

日高「結構最近まで“避妊”という概念があまりなくて、コンドームを装着することが極端に……というか、ほとんどなかったんですよ。なので、性病はほとんど経験しました」

――最悪。

日高「尖圭コンジローマになったときは、さすがに落ち込みましたよ。きのこからきのこが生えてきた! って気が気じゃなかったですもん」

――それって感染経路はわかってるんですか?

日高「はて、誰だったんでしょう」

――最悪。最悪。

日高「けど、女性はズルいですよね。あらゆる性病の潜伏期間が長いので、男性のほうがすぐ表面化するじゃないですか」

――ずるくないですよ。

日高「本当は女性からもらったのに、先に男性が発症してしまったら、女性が『あいつから感染したのだわ!』って思われてしまうじゃないですか」

――いや、早く気づかないと進行しちゃうじゃないですか症状が。だから早く気付ける男性のほうがずるいって思ってる女性もいると思います。

日高「すごく論理的かつ合理的ですね」

――だし、あと、女性は性病の影響で子供できなくなったりもするじゃないですか。

日高「それは大変ですよね。なので、近年は性病予防も含め、コンドーム装着癖をつけています」

――いつから?

日高「33歳くらいからでしょうか」

――遅いわ。それまで一回も妊娠したことないんですか?

日高「何度か『生理が来ない』と言われたことはありますが、『来ないなら呼びなよ』と言っていました」

――呼べ? 生理を呼べ?

日高「ええ。例えば、飲み会のときとかに『あいつ来ねえのかな?』って友達に聞かれて、『待つんじゃなく、自分から呼べばいいじゃん』という原理と同じで、『生理が来ないなら、まず呼んでみなさい』と」

――ああ、最悪。生理は結局みなさん来たんですか?

日高「どうですかね? その後、連絡がない子が大半だったので、呼んだらやっぱり『生理さん、ようやく来日!』とか、ただ単に心配かけたかっただけとかじゃないですかね」

――いや、結果的にできてて中絶するってなったらどうするんですか?

日高「僕が知る限り、『生理が来ない!』ってわめく子に、『私は産む……たとえシングルマザーになったとしても、この子を立派に育ててみせる!』と将来設計に長けてた子はいませんね」

――はあ。じゃあ今の彼女とは付けてる?

日高「付けてますよ。それはしっかりと将来設計を考えていますから。ただ、今の彼女と初めてセックスをしたとき、『(ゴム)付けなくていいよ』って言われたとき、何か赤い糸を感じたのも事実です。『ゴム付けてて男の人って気持ちーの?』とか上目遣いでモジモジと尋ねられ、初めて言葉で射精しそうでした」

――はあ。実際つけるとつけないとで気持ち良さ変わるって思ってます?

日高「感覚的な問題なんでしょうけど、気持ちよさは変わると思います。シートベルトと一緒の原理ですよね」

――私シートベルトしないことない。

日高「時速30km運転だったら、結論、シートベルトを着用しなくても死には至らないと思うんです。でも、世の中のルールで『シートベルト着用』の義務があるわけじゃないですか。それを『結婚・将来・出産』と重ねて方程式にした場合、まあ、感覚的にわかりますよね。だって、コンドームをしていて妊娠する人もいましたし、結婚する気がなかったのに妊娠して結婚する人もいたり。それって、シートベルトをしているのに亡くなってしまう人もいれば、シートベルトをしていないのに大事故でも致命傷はなにひとつなかった、ってのと一緒ですよね」

――そうですね。

日高「でも、先日の3年をお祝いした記念日に、初めてゴムなしでセックスしました」

――何で?

日高「記念日ですから」

――ああ、記念日ですか。

日高「すごく盛り上がりました。ダブルミーニングで」

――楽しそうですね。

日高「ええ」

――でも現在のセックス頻度って3カ月に1回くらいですよね。正直、浮気とかしてないんですか?

日高「してますよ」

――でしょうね。じゃあまず、風俗じゃなくて普通の浮気っていうのは、この三年でどのくらいしてきました?

日高「5人くらいでしょうか」

――おかわりがあった子は?

日高「基本的にみなさんおかわり組ですね。4人が20代からのおかわり組で、新規1名様です」

――20代の頃からのセフレって長いですね。

日高「人に歴史あり、とは先代の方もうまいこと言いますよね。中には結婚して子供を育てている女性もいます」

――じゃあ同年代とかですか? ていうか、不倫。慰謝料。

日高「まあ、その方々の旦那さんも浮気してると思うので、ケンカは両成敗かと思いますよ」

――新規ひとりはどうやって知り合ったんですか?

日高「クラブで出会って意気投合しました。『どこ住んでるの? 今日は何しに来たの?』って聞いたら、『えっ、セックスに決まってんじゃーん!』『ディモールト! シちゃお!』みたいなノリです」

――で、おかわり有なんだ。どこでするんですか?家?

日高「ラブホですね。家には呼びません。下手に彼女ヅラされるのも迷惑な話なので」

――どこのラブホが多いですか?

日高「渋谷や池袋が多いですね」

――風俗は行くんですか?

日高「ええ、たしなむ程度に。一番落ち着くには、のぞき部屋なんですが、お気に入りののぞき部屋が閉店してしまって、今は新規開拓の身です。安いし、ブスでもなんとかなりますし」

――いくらぐらい?

日高「入場料は1000円です。狭い個室に入り、目の前のマジックミラー越しに、素っ裸の女性のショウタイムを味わいながらコく、といったスタイルです。約5分間のショウタイムが終わったら、その踊り子さんが各部屋を訪れて、『プラダン(プライベートダンス)1000円/手コキ3000円/フェラ5000円を案内してくれます』

――安っ!

日高「ただ、のぞき部屋の踊り子は、訳ありの子が多いような気がするんですよね。各種風俗でも売り上げ的には底辺の仕事だし。僕が好きなリサって子に初めてプラダンをお願いしたことがあったんですけど、毛ジラミがいましたし」

――見えるんだ、ケジラミ。

日高「見えますよ。これまでに3回ほど毛ジラミになっていますし」

――なりすぎでしょ。

日高「そうですね。男女問わず毛ジラミになった友人からは、『どうすればいい?』と聞かれることが多く、アドバイザーとして相談にのってあげてます」

――毛、剃ったほうが良いですよ。

日高「パイパンだと彼女に示しがつきませんし」

――彼女は性病経験ないんですか?

日高「ないと言っていましたね」

――幸運でしたね。22まで。

日高「僕と付き合うまで一人の男性と付き合い、3人くらいと性交渉、のような話をしていました」

――全体的にそんなに経験豊富なほうではないってことですね。

日高「そうですね。なのでセックスの腕前も決してプロフェッショナルな動きではありません」

――それは騎乗位の腰の動きとかフェラとかですか?

日高「あと、感じ方がおぼこいですね」

――それは教え込む的なことはしないんですか?

日高「昔はよく調教してきましたが、やっぱりセックスは為すがままの本能に従ったほうがいいと思うんですね。本当に感じている女性は、共通の思い出し笑いのネタを振っても、絶対に笑わないんですよ。そこで相性の良さを計っています」

――へえ。そういえば、さっきの既婚者の彼女は別として、歴代の彼女に浮気されたことってあるんですか?

日高「ありますよ。たとえ浮気されていても、バレなきゃしてないのと一緒ですし」

――今の彼女が浮気してたら?

日高「仮に浮気していたとしても、絶対僕のところに戻ってくると思います」

――なぜ?

日高「いわゆる“女子力”というものが低いんですよ。男性が喜ぶことに対して無頓着だし、気が利かない。広く浅くやっていけるタイプだけど、狭く深くは僕が一番の理解者であると思ってますから。それに、彼女は僕以上に自分のことを好きなんだな、と感じます」

――彼女は女子力低いけど可愛い?

日高「その素直さが愛おしく感じるんですよ。バカだなー、なんでおまえはそんなに女子力低いんだよー、このこのこのー! と。それって、自分に素直で嘘をついていない表れでもあると思うので」

――自分をつくろってないなっていう感じがね。

日高「つくろってない、というか、作れないんだと思います」

――なるほど。結婚したらずっと今の彼女と添い遂げる気持ちですか?

日高「そう考えています。これまでにたくさんの結婚式に出席し、祝儀貧乏になるときも多々ありましたが、この年齢にもなればバツ1、下手したらバツ2も出てきています。披露宴であれだけ幸せになることを誓っておいて、よくもまあ簡単に別れるもんだな、大人は嘘つきだね、なんて思ったりしていますが、僕はそうならないような結婚生活を送りたいですね」

――最後に「男の人は狼かどうか」というこのインタビューの根本のテーマについてお伺いします。日高さんご自身は狼ですか?

日高「内気な狼、ですかね。女性とセックスしたい気持ちより、本日はオナニーモード、とセックスを凌駕するときがあるので、純粋な狼ではないなと思います。まあ、性欲は尽きないんですけどね」

――(どこが内気……?)射精はできれば毎日したいんですね。

日高「日課です」

――射精欲と接触欲とは違うと思いません? ただ射精したい時と、触れ合い込みで射精したい時。

日高「慣れきった場所に居続けると、性欲は衰えるような気がします。長い間、同じ女性と付き合っていても、引っ越しをしたり、ラブホを渡り歩いてみたり、違う場所でセックスすることが大事だと思います。それが自分の新たな欲望に出会えるきっかけにもなるし、互いの発見にもつながりますから」

――交際3年目だけど、まだまだ楽しいぞと。ちなみにラブホじゃなく、すごい高いホテルとかは泊まったことないんですか?

日高「苦手です。無駄に格式張った細いグラスビールが980円の店なんてクソ喰らえです。彼女も『夜景の綺麗なレストランでディナーって何が楽しいの? 本当に互いに楽しんでるのかな?』って疑問に感じている派なので。贅沢をするときは、大衆居酒屋だけど、なぜか単価の高い店で豪遊する、とかですかね。そのへんの価値観も共有できているので、彼女とは先のビジョンも浮かべやすいです。互いに“無理してないな”と感じ合えることで、気を張らずに済みますから」

――だから今までで一番長く続いてるんですかね。

日高「1年付き合えたら万々歳だな、と思っていましたが、こうして3年間、僕を支えてくれているのは非常にありがたいし、うれしいです」

――記念日は何回エッチしたんですか?

日高「3年だから3発」

――来年から良き新婚生活を送れるといいですね。ありがとうございました。

(水品佳乃)

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