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「理由のないセックス」に覚醒、遅れて来たビッチの悦びと不安

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Photo by Elena Mitsura from Flickr

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 ある事柄に対して、ものすごく嫌悪感を持っていたはずなのに、気づいたら自らそれにのめり込んでいた。何かのきっかけから、自分の価値観がガラッと変わってしまった……。まさにミイラとりがミイラになる、そんな経験はありませんか?

 今回、お話を聞かせていただいたTさん(27歳)は、ある日を境に自分の中のセックス観が一変してしまったそうです。それまではビッチな女性を毛嫌いしていたはずなのに、走り始めたらわずか1年以内で自他ともに認めるビッチになってしまったのだとか。“遅咲きビッチ”な彼女が形成された理由とは一体何なのでしょう?

――ビッチになったきっかけから教えて下さい。

T「27歳の誕生日を迎える直前だったかな。1人で買い物してたらナンパされたんです。私、ホントにモテたことなかったんで、最初はそれがナンパだとわからず……。ナンパだって気づいた時はびっくりしたけど、悪い人じゃなさそうだったのでそのままその人とご飯に行って、ホテル行っちゃいました。それからですね。なので、ビッチ歴はまだ1年弱です」

――ちなみに、いままで彼氏がいたことは?

T「大学時代に1人だけ。その彼とは2年くらい付き合って別れて、それ以降全く男性との関わりがなく過ごしてました」

――その後、恋愛する機会はなかったんですか? 片想いでも、好きな人ができたりとか……。

T「職場は女性ばかりなので、出会いがないんです。たまに合コンに誘われることはあったけど、そういうノリが苦手で。恋愛したくないワケじゃなかったんですけど、前は彼氏が途切れない女友達や合コンでのお持ち帰り武勇伝をひけらかす女友達のことを心底見下してたんですよね。『男をとっかえひっかえして、どういう神経してんの!』って。それが周りにも伝わっていたのか、徐々に合コンも誘われなくなりました(苦笑)」

――そんなふうにビッチを毛嫌いしていたのに、ナンパがきっかけで変わってしまったと。

T「それまで、よく知らない人とエッチするなんてありえないって思ってたし、そういうことをしている人たちは一体どんな流れでそこに至るんだろうって全く想像がつかなかったんですけど。いざ自分がそれをした時に『なーんだ、たいしたことじゃないんだ』ってことに気づいて。エッチするのは、お互い好きだからとかある程度長く付き合ったからとか、何かしらの理由があると思ってたんですけど、それがなくてもできるんだなと」

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