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「他人の家庭を壊して楽しむ女が」「夫に隠し子が」…昼ドラ級の不倫相談満載の小町

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夫に隠し子がいるかもしれない

 出産を控えているトピ主が、同僚A子の妊娠について、「夫との子なのでは?」と心配しているトピ。それにはトピ主なりの根拠があった。

 夫は「A子さんは仲の良い同僚。A子さんと関係を持ったことは1度もない」と言うが、A子は「それは誰にも教えられない。子供の父親ともそういう約束なの」と、父親が誰か決して明かそうとしない。安藤美姫か? さらにA子と夫は、実はトピ主と彼が付き合う前からよく2人で飲みに行っていたという。「私と夫は付き合ってることを隠していたので、社内ではA子さんと夫が噂になっていて、夫が子供が出来たから結婚すると発表した時にも何人もが『A子さんと?』と聞いたくらいだったそうです」と嘆くトピ主。その後のレスがないまま、投稿受け付けが締め切られている。A子のお腹の子の父親は一体誰だったのか? 気になる!

夫の浮気相手が妊娠、離婚します

 夫とその不倫相手との間に子供ができてしまい、離婚を切り出されたトピ主。離婚の準備をすすめていたが、ひとつ気になることがあった。夫には精子に問題があるため、自然妊娠は難しいと言われているのである。不倫相手を妊娠させるためにトピ主に内緒で高度生殖医療を受けていたのか、それとも奇跡的に自然妊娠したのか、渦巻く疑惑。

 トピ主の離婚の意志は固く、着々と手続きを進めていったが、夫自身がようやく自身の精子の問題を思い出し(ちょっと遅くないか?)……というドキドキの展開。不倫相手の人の悪さが漫画の悪役並にすごい。最初に紹介したトピのように“他人の家庭を壊して楽しむ女”にも当てはまるように思う。

 不倫がらみのトピは、まるで出来すぎたドラマではないかと思うような内容が多い。また、読んでいるとかなり多くが離婚に踏み切っていたりもする。夫が隠し子を作っていたなんて相談は、小町では珍しくもなんともない。またコメント欄でもカジュアルに離婚をすすめる。しかしその一方で、嫁入りした女性が義理の実家を立てないときにはコメント欄に批判的な内容が書き込まれていたりと、読者たちは妙に古風な価値観も持ち合わせている。こうしたアンバランスさも小町の魅力である。

■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

@watcherkyoko