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クソ男が繰り出す謎の“俺プレゼン”の背景に「ボクのことをわかって欲求」?

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男のコミュニケーションは“プレゼン型”

 このように、「今話すべきこと」よりも“ボクのことをわかって欲求”を無自覚に優先してしまうという行動は、彼に限らず、男性全般に当てはまる傾向のように感じます。

 世の中には「合コンで知り合った男性と飲みに行ったら、3時間ずっと自分語りをされた」「仕事相手と飲みに行ったら、おっさんの武勇伝を延々聞かされた」「男友達に恋愛相談をしたら、途中から彼の恋愛観を聞かされ続けるハメになった」などといった話が山ほどあるわけですが、これらの根底にも“ボクのことをわかって欲求”が存在しているような気がしてなりません。

もしかすると男性は、コミュニケーションのことを「プレゼンテーション」だと勘違いしているのではないか……。「聞く」ではなく「話す」。「理解し合う」ではなく「理解してもらう」。自分の話を「伝える」ことばかりに集中し、もし伝わらない場合は、自分の説明不足もしくは相手の理解能力を疑う──。

 これはどう考えても、コミュニケーションではなくプレゼンテーションですよね。よく、子供が「ボクね、今日ね、いろいろ大変だったんだよ」などと自分語りをし、「そっか、偉かったわね」とママに言ってもらってスッキリ! みたいな場面がありますが、内容は違えど、やってることは同じです。

 彼らにとって女性は、「いつも俺に関心を示してくれていて、俺のことを何でも理解してくれる」存在なのでしょう。相手に興味を持たず、“ボクのことをわかって欲求”ばかり押しつけてくるプレゼン型のコミュ障……。これもまた、クソ男の特徴のひとつと言えるかもしれません。

 余談ですが、そういうヤツは「質問」というものをほとんどしてこないので、見分ける際の参考にしてみてください!

■清田代表/二軍男子で構成された恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中。コンセプトは“オトコ版 SEX AND THE CITY”。著書『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)が発売中。Twitterは コチラ

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清田代表/桃山商事

恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆などを通じ、恋愛とジェンダーの問題について考えている。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)や『大学1年生の歩き方』(左右社/トミヤマユキコさんとの共著)がある。

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