昨日というか、今朝まで、私は水着ガールズバーにいた。
嬢ではなくて、もちろんお客さんとしてだ。
おっさん彼氏と私と、私の親友とで飲んでいたのだけれど、3軒ほどハシゴしたあとに「最後にガールズバーにいこう!」となった。
女二人も連れてるのにガールズバーというのも変な話だが、私たちの飲みとしては通常の流れである。
行きつけのオカマはお盆で休業日(土曜なのに!)だったので、ガールズバーに向かった。
よく行くキャバクラでも良かったのだけれど、おっさん彼氏を食い物にする女がいるので私が拒否した。
深夜の街をウロウロしていると、ゴールデンボンバーのダルビッシュの化粧を施した、どう見ても怪しい客引きが寄ってきた。「うちは普通のガールズバーっすよ!」と言うので、おっさんはホイホイ店に入ってしまった。
私と親友は、(確実にヤバイ店だ)と感じたので、入るのを渋った。
しかし、おっさんはもう中で飲み始めていたので、30分で出るという約束で入店した。
結果的に言うと、
私が一番楽しんでいた。
3軒目のメンパブっぽい店で、ひたすら動物園のような雰囲気を味わったので「もういい加減キレイな女を見たい」と思っていたのだが、私たちのテーブルについたのは、
ケイティペリーをオカマにしたような女
ナチュラルメイクの渡辺直美
生き残りのヤマンバギャル
であった。
キレイじゃなくてもいい、せめて人間と会話をしたいと思っていたので、ギリギリセーフだった。
舐めてかかって話をしていると、生き残りのヤマンバが私と話して数分で「お前、ヤリマンだろ!」と暴言を吐いてきた。
コイツ、面白い! と思ってしまった私は、キャバ嬢魂(笑)に火がついてマシンガントークで彼女たちを盛り上げた。
ナチュラルメイクの渡辺直美と、生き残りのヤマンバ<はそれはそれはよく笑い、持ち上げてくれた。
乳首の話になれば、「私の乳首500円玉3枚ぶんあるんすよ!」と言い、水着をペロンとしてその強烈な乳首を見せてくれた。
陰毛の話になれば、「私、陰毛薄いんでハミ毛とかないっすよ!」と言い、水着をペロンと下げて薄いマン毛を見せてくれた。
(私達が女だから見せてくれただけなので、男性はガールズバーで乳首を見せろなどと要求しないように!)
なにより私が感心したのは、彼女が素直で純粋な気持ちで接客していたところだった。
私より年下だったが、自分のキャラを貫きつつ、客を楽しませていた。
その間、ケイティペリーはおっさんの相手をしてくれていた。(ありがとうケイティペリー、ごめんねおっさん)
会話も盛り上がったころ、ショータイムが始まった。
クネクネとポールダンスを披露する女性をつまみに酒を飲んだ。
マイクパフォーマンスのボーイが、一生懸命に合いの手を入れているのがとても健気だった。
彼の合いの手は、爆音のBGMによって見事にかき消されていた。
最後の最後にとんでもない店に来てしまった、と思いつつも私達は生き残りのヤマンバとナチュラルメイクの渡辺直美を場内指名していたのだった。
好きに飲ませていたので、お会計は割といい値段になっていたが、それすらもいいやと思わせるほど、彼女たちの接客は見事なモノだった。
私は生き残りのヤマンバのおっぱいに千円を挟んで帰ったのであった。
おしまい。
■おはなちゃん/ オープンスケベ。4歳で初めて股をこすってから、性に目覚めた21歳。普段は女子大生、事務アルバイトをこなしながら日々性をを楽しんでいる。おじさんキラーであり、現在24歳年上のおじさまとお付き合い中。