自室のドアが2、3回ノックされた直後、「おい、電話だぞ」という声とともに父親が入ってきてしまいました(まだ携帯がなく、家電で友達と連絡を取っていた頃ならではの発言ですね)。私は瞬時に電マを肩付近に移動させてカモフラージュし、オカズにしていた冊子をソファ前にある机の下に隠しましたが、無駄な抵抗でしかありません。シャワーオナニー目撃事件から約5年後、またもや娘のオナニーシーンに遭遇してしまった父親は無言。
「あ……わかった~」と平静を装いながら電話のあるリビングに向かった私ですが、シャワーオナニーを見られた時の比ではないくらい落ち込みました。すでに生理を迎え、まんまんの毛も生え揃い、思春期に突入した女子が父親にオナニーを見られるというのは、拷問以外の何物でもありません。父に合わせる顔がなく、本気で家出を考えたほどです。父にとっても、ある意味修羅場だったのかもしれませんが……。
オナニーバレが良きセックスを呼ぶことも……!?
時が経ち、いまから約2年前に4度目となるオナニーバレをしました。ある日、当時お付き合いしていた彼がうちに来ることに。彼を待ちながら部屋の掃除をしたり、料理の下ごしらえをしたりと、恋する乙女モード全開だった私は、なぜか急にムラムラモードに突入。
「彼が来る時間までまだ余裕があるし、スッキリしておこう♡」と思い立ち、携帯で無料エロ動画を検索してオカズをチョイスした後、電マのスイッチをON。この時に見ていたのは乱交モノの動画だったと思います。しかし、あとちょっとでイケそう……というクライマックス時に、玄関の鍵がガチャガチャと開く音がし、彼が登場。そうです、彼は合鍵を持っていたのです。
焦った私はとりあえず動画を開いていたページを消し、近くにあったクッションの下に電マを隠しました。そして片足だけ脱いでいたズボンを履き直そうと躍起になりましたが、後の祭りでした。というか、オナニーしていたところから必死に隠そうとする一部始終を彼に見られていたため、ただマヌケな姿を晒しただけ。
そんな私の愚行を見た彼は「あれ、ロリルミちゃんオナニーしてたの? 寂しくなっちゃった?」とニヤニヤ。「別に寂しくても寂しくなくてもオナニーぐらいするわ!!」と心の中で毒づきましたが、そう言ってしまうのはかわいくない気がしたので「まさか、してないよー!!」とバレバレの嘘をつきました。すると彼は「じゃあ今日はいっぱいしてあげるから」といつもより長い時間をかけてセックスしてくれました。思いがけず敢行されたロングセックスに、オナニーバレも悪くないなと思った反面、彼に対して「毎回このぐらい時間かけて丁寧にやれよ」と不満も覚えました。
とはいえ、覗かれフェチでもない限り、基本的に不本意なオナニーバレは死ぬほど恥ずかしく、ただただ情けない思いでいっぱいになります。「穴があったら入りたい」という表現がピッタリの状況です。皆さんも十分にお気をつけ下さいませ!!
■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。
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