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オシャレ男女共同生活をノゾキ見する楽しさ…『テラスハウス』にハマッた!

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『テラスハウス』公式サイトより

『テラスハウス』公式サイトより

 「金曜日の夜は、男女6人が住むシェアハウスのことが楽しみで仕方がない」

 私を浮き足立たせるその番組……それは毎週金曜日の23時からフジテレビが放つ、『あいのり』以来の恋愛ドキュメンタリー、その名も『テラスハウス』。

 海辺にそびえ立つ、オシャレ過ぎる一軒家に、見知らぬ男女6人が暮らす“リアルライフ”(素敵すぎるその生活がリアルかどうかはさておき)を、自宅のテレビから毎週覗かせてもらっているような感覚。時に、7人目の出演者になってその場で見ているかのような気分も味わえる、臨場感あふれる演出も魅力的だったりして。

 台本も無く(ということになっているし、実際、なさそうに見える。仮に脚本なんかがあったとして、住人たちは一字一句覚えられそうもないし)、彼らは普通に生活しているだけなのに、絶妙なシチュエーション・絶好のアングルで「ドラマみたい」に展開していく男女6人ラブ生活。正直、四六時中カメラで追いかけられているのって相当ストレスを感じると思われるが、いざそこで毎日生活するとなると、覚悟を決めてそのうち慣れてしまうのだろうか。ひょっとしたらビッグダディ一家ばりのストレスがあるんじゃないかとも思う。

 いや、私は無理だな~。ま、ビジュアル的に、私がテラスハウスの住人に選ばれることは無いんですけどね……。昨年10月にスタートしたこの番組ですが、今のところ歴代の女子メンバーはアイドルやモデルなどが多数。女子の場合、寝起きスッピン姿まで晒されてしまうので、フルメイクの勝負顔とのギャップは当然あるのだが、スッピンでもみんなかわい子ちゃん。選ばれし住人なわけである。女性タレントがこぞってブログやツイッターで公開している「偽スッピン」とはわけが違う。フラッシュ顔面漂白作戦や、手の込んだスッピン風メイクなどの小細工は出来ないので、シミ・シワ・色ムラ・毛穴・ムダ毛などもリアルである。(とはいえ、プロのカメラマンがプロの機材で撮ってるんだから、“素顔”でも補正されてキレイに写る、という要素はありますけどね)

「てっちゃん」こと菅谷哲也オフィシャルブログより

「てっちゃん」こと菅谷哲也オフィシャルブログより

てっちゃん、という男

 さて、この毎週楽しみな『テラスハウス』の中で、個人的に大注目の男子メンバーがいる。菅谷哲也という役者志望(※番組初期の頃は消防士志望だったが採用試験に落ちたため、かつて憧れたことがある役者という目標に方向転換!)で坊主頭の似合う19歳。先日、大好評のうちに最終回を迎えた『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系)に、三浦春馬の友人役としてちょこっと出ていた。初めてのセリフがある役だったそうで、やや棒読みながらも、とっても初々しい演技を披露!

 顔は若干、伊藤英明似なのだが、そこからぶ厚い筋肉と男臭さを削り取ってしまったようなビジュアルで、現代には珍しいくらいの「純白ハートなピュアボーイ」。他のメンバーからは「てっちゃん」と呼ばれ、可愛がられている。

 そんなピュアボーイ・てっちゃんが、6月21日放送分の『テラスハウス』でやってくれた。一つ屋根の下で男女が暮らせば、それぞれ想いを寄せる相手がいたり、カップルが誕生したりも普通にある。てっちゃんは目下、グラビアアイドルの筧美和子(みーこ)にゾッコンLOVEだ。

 てっちゃんは昨年10月の番組開始からの初期メンバーで、現在の住人の中ではいちばんの古株。そんな彼が最初に恋に落ちたのがAKB48の北原里英だった。テラスハウスの屋上で二人きりで夜空の星を見上げたり、海へデートなどしたものの、結果的には「恋愛禁止」の彼女にフラれて撃沈。

 その後、ギャルモデルの今井華に恋心を抱いていることを告白したが、華ちゃんはキックボクサーの宮城大樹とカップルに。(現在、華ちゃんと大樹くんは別れている)

 そして三番目の恋、今てっちゃんが現在進行形でまっしぐらなのが“みーこ”なのである。スケボーデートに誘ったり、朝ご飯に焼きそばを作ってあげたり、呼び方をあだ名ではなく“美和子”と突如不自然に名前で呼んでワイルドさを強調してみたり、振り向かせ作戦がなんとも可愛らしい! でもそのワイルド感、完全にみーこに失笑されてたよ!

 大樹くんがみーこに誘われて仕事帰りに二人でご飯を食べに行ったと聞いた時も、あからさまに不安気な顔をして「何もないよ」と大樹くんにフォローさせるてっちゃん。さらに、せっかく気を遣ってフォローしてくれた大樹くんに「俺はそんなこと気にするようなちっちゃい人間じゃない」「俺、(みーこと)スケボーも一緒にやったしね~」と強がってみせる。どんだけ恋愛初級者~。

グラドルみーこ、パイオツカ イデー!(『サイゾー』6月号より)

グラドルみーこ、パイオツカ
イデー!(『サイゾー』6月号より)

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!