カラダ・美容

イデバエ注射とは? ボトックス、ヒアルはもう古い? 日進月歩のアンチエイジング

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Photo by Dennis Brekke from Flickr

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 どんなにお金かけてメンテナンスしても、人間の顔は加齢によって変化していくもの。プチ整形という言葉が定着して久しい現代、芸能界では年相応の美貌を保つタレントよりも、不自然な変化を遂げてしまい「整形失敗!?」と話題になるタレントが増えた。いくらボトックスやヒアルロン酸を打っても、かえって人工的で不自然な肌・顔立ちになってしまうという話は、もはや一般領域にも広まりつつある。

 では、どれだけ経済的に豊かな女性でも、地道なケア以外で美しさを求める方法はないのだろうか? いやいや、業界の進化を侮るなかれ。アンチエイジング医療はどんどん前へ進んでいる。たとえば最近じわじわ注目されつつあるのは、「イデバエ注射」や「水光注射」だ。

 そもそもボトックスとは、皮膚の表面ではなく筋肉と神経の結合部に作用するもの。局所的に筋肉の収縮を抑制することで、笑ったり顔を歪めたりした時にできる表情ジワを軽減し、同時にアゴを細く尖らせたり、エラのない輪郭にしたりする。だが、表情筋の動きが鈍くなる副作用として、顔がひきつって見えたり、能面顔に見えたりといったことも知られている。また、定期的なメンテナンスを怠ると、(当たり前のことだが)一気に老け込んでしまう……とも。

 一方のヒアルロン酸注入は、ソフトからハードまで様々な硬さを選べるもので、頬のリフトアップや鼻を高くといった効果を求めるならばハードタイプ、皮膚の薄い口元や目じりのシワ改善のために打つならばソフトタイプがすすめられている。しかし唇の縦皺を解消しプルプルにするために注入したら、蜂に刺されて腫れあがったような仕上がりになってしまったり、触った時の肌の感触がビニールのごとくブヨブヨになってしまった……という声も少なくない。

 では、「イデバエ注射」とは?

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