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心もカラダもくんずほぐれつ3P三昧の夢みたいな同居生活に妄想が捗りまくる!

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 messyでもたびたび採りあげられている3Pや複数プレイ。一度体験したい! と思っている人も少なからずいると思いますが、リアルに体験するのはなかなか難しい~。私も「願望はあるけど未経験」です。希望はもちろん男2×女1の組み合わせね。実現不可能な願望ですが、妄想するだけならいいよね! しかもTLを読めば、細部までリアルに思い描けるので、妄想がすごく捗るのです。

 最近も、お気に入りのTLをコミックシーモアで見つけました。『甘々お仕置きラブライフ』です。ヒロインは、BL作家を目指すピュアというか、ちょっと奥手の女の子、千春ちゃん。彼女には超絶ウルトラ級にイケメンな幼なじみが2人います。しかも、かたや売れっ子作家で、かたや大手出版社の編集者。3人で共同生活し、デビューに向けて彼らが全面バックアップしてくれるのだから、作家の卵の千春ちゃんにとっては、最高の環境です。

 何が最高って、2人がそれぞれ手取り足取り、ときには2人そろって【男のカラダ】を教えてくれちゃうんですよ! ちゃんとした男性経験もないままBL小説を書こうとしていた千春ちゃんでしたが、めくるめく体験を経て作家としても成長していきます。うらやましぃい~~~!!! ちょっと強引な作家クンと、甘くやさしいムード作りが得意な編集クン。どっちも選べない。じゃあどっちともしたい! 2人同時にしたい! 当然だよね!! と激しくうなずきながら読み進めました。

 一方で恋模様はちょっと複雑。千春ちゃんの初恋の相手は、作家クン。だけどクールな彼は何を考えているかわからない……。そのぶんストレートに誘惑してくる編集者クンに心が動いたり、また作家クンに揺り戻されたり……。ここでも「選べない! どっちもいい!!」状態となります。つまり、3人の関係はカラダだけでなく、ハートの3Pでもあるわけですね。最終的に彼らがどんな関係に落ち着くのかも、見どころのひとつです。

 また、BL好き女子にもお愉しみは用意されています。作家クンと編集クンが並ぶツーショットだけでも美しいですが、根っからの腐女子・千春ちゃんの脳内では、たびたび彼らのからみが展開されます。でも、リアルな2人もな~んかアヤしいんですよね。仕事ではパートナーであり、千春ちゃんをめぐってはライバルであり、でもひょっとするとBLな関係……? お好きな方は、そのへんからも目が離せないでしょう。

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 不思議なことに、私のなかでは3P願望が高まるときと、「でも好きな人との両想いエッチが最高よね」というときとが、波のように交互に訪れます。そんなラブラブ両想いエッチのTLも、シーモアで探しましたよ。そして、『恋は任侠』を見つけました。作家の相葉キョウコさん、この作品で初めて知りましたがとても絵がきれいですね。女性はひときわボディラインが美しく、男性はひときわイケメンなので、読んでいてそそられっぱなしです。

 短編オムニバスなのですが、ヤクザの家に生まれた女の子がヒロインの表題作をはじめ、オフィスラブあり、【セックスカウンセラー】を主題としたラブコメありと、多彩なシチュエーションを楽しめます。私の大好物であるスーツ×眼鏡男子もてんこ盛りで、とにかく垂涎モノです。

 全篇に通じるのは、お互いの気持ちを打ち明けながら、または再確認しながらのセックスシーン。気持ちがすなおになると、カラダもどんどんすなおになります。〈両想い〉って、最高の媚薬なのね、と再確認できました。

 愛あるエッチも、複雑な3Pもその日の気分で選べちゃうのは、タイトル数が多いシーモアだからこそ。今夜は、どの路線にしようかな?

■桃子/オトナのオモチャ約150種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。