「妻の姉一家の苦境」
当初はトピ主の妻の姉一家が、経済的に苦境に立たされているという相談だったが、事態が刻々と変化していき実際は実家族間の問題であることが発覚するドラマティックなトピ。
トピ主はある日突然、妻から「義姉一家にお金を融通できないか」と相談を受ける。聞けば義姉A子宅には夫と大学生の娘、高校生の息子、そして要介護の母親が同居しているという。しかもその近所には、義兄の妹(シンママ)が住んでおり、その生活費も補填しており、家計は火の車とのこと。
申し入れにすぐに応じ、月10万円を貸し始めたトピ主だったが、その後義姉から借金を月15万円に増額してほしいと申し入れがあった。義姉一家の崩壊はもう明らかで、そんな状況で金を貸し続ける気にはなれない、という相談だったが……。
トピ主が借金増額に際して聞き取りを進め、義兄と話をすると、妻から聞いた話と食い違い、言うほど困窮していない様子。そして義姉からトピ主の元へ届いた手紙を読むとますます話が違う。義姉が妻を騙し金をせしめていたのか、それとも妻が義姉をダシに金を自分の懐へ入れていたのか、はたまた義姉と妻がグルなのか……。姉妹間にどのような攻防もしくは共謀があったのか、目を離せない展開だ。
高校のときに母親を亡くして以来、父と2人暮らしのトピ主(36歳女性家事手伝い)。現在父は58歳なのだが、定年を目前にして婚活を始めたそうだ。ところがトピ主は20年近く経過した今も母親を亡くした悲しみが癒えていない、生まれてこのかた恋人もいたことがない、婚活で出会った20代の彼女と毎週デートに出掛ける父が気持ち悪い、と綴る。「母以外の女性と付き合うのは不潔だからやめてほしい」と父に告げても、「お前が結婚していなくなったら自分は一人になってしまい淋しい」と返答される。もし父が再婚したら若い母親と同居することになり苦痛、どうしたら父を説得できるか、という相談。
実家族の幸せに嫉妬したり焦りを抱いたりという図はたまに見かけるが、そのパターンだろう。それにしてもトピ主は生まれて36年間彼氏ナシ、母親を思い出し今も泣いている、そして36歳で家事手伝いと、どっちかというと父親の婚活よりそっちがいろいろ問題だ。コメントもやはりトピ主自身を気にするものばかり。「本気ですか?お母さまが亡くなってから15年以上ですよね?」「何故働きに出ないのでしょうか?」「支えるどころか父親の幸せを破壊し、まだ依存することを考えてるのですか?水でもかぶって頭冷やしたらどうです?」と、痛快なコメントのオンパレード。よくあるパターンだがトピ主はトンズラ気味なのかレスがない。ていうかレスするより早く、父と一緒に婚活か就活して! 父が定年して一番困るのは間違いなくトピ主だと思うのだが。
遠慮のない実の家族という関係上、よりトピ主の欲望が前面に出やすく、相談内容も、話の展開も、えげつない。この手のトピを夜中に探していると恐ろしくなってくるのであった。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。
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