中1での初体験以降、週に1~2回のペースでセックスをしてきた私。15年ほどその生活を続けているので、私にとってセックスとは食べることや寝ることと同義であり、すっかり生活の一部と化しているように思います。
しかし、実はここ3週間、私はノーセックスライフを強いられておりました。というのも、実家の父の入院に伴い、仕事が忙しく満足に父の世話ができないという母からヘルプ要請が来たため、地方のド田舎にある私の故郷へと帰っていたのです。そして入院中の父の世話をメインに、母の仕事の手伝いや実家のおさんどん、祖母の話し相手に彼女が出かける際の送迎係など、普段の気楽な一人暮らしとは比べものにならないほどの多くの役割を担うことに。また、ライターという職業柄、パソコンひとつあればどこにいても仕事ができる(せざるを得ない)ので、並行してそちらもこなさなければならず、たった3週間といえどもここ数年で一、二を争う目まぐるしさでした。
といっても、共働き家庭で義両親と同居している女性なんかは、私が3週間でへばっていた諸々を365日こなしているのでしょう。全国の共働き・同居嫁さんたちに対して、心からリスペクトです!
というワケで、実家滞在中の私はセックスどころかオナニーすらする暇がありませんでした……。普段の私ならば、帰省時には地元にいる昔のセフレや元彼に連絡を取り、彼らとの数年越しのセックスを楽しむのが恒例行事だったのですが、そんな余裕もなく。従って、かなり久々にセックスのセの字もない生活を送っていたのです。
◆私、セックスしなくても平気だったんだ!(嬉)
そうして、ノーセックスライフを送るうちに気づいたことがあります。ひとつ目は、性欲の減退。どんなに仕事が忙しくても、5日間ほどセックスしないと「ああ……そろそろヤリてえ……」とウズウズしていた私でしたが、実家にいた期間はほとんどセックスについて考えることがありませんでした(正直言うと、父が入院している病院の売店で買った『週刊実話』(日本ジャーナル出版)を読んだ時はほんの少しムラムラしましたが)。
もちろん、忙しかったり、命に別状がなくとも入院していた父のことが心配だったという部分も大きいと思いますし、ひたすら暇な3週間を過ごしつつセックスを我慢できるかと聞かれたら自信がありません。ただ、以前から私は「最低、週1回はセックスしないと発狂するかもしれない」と自分の性欲の限界ラインに不安を感じていたのですが、実際は発狂もせず悶々とすることもなく。そんな自分に安堵を覚え、「セックスもオナニーも、しなかったらしなかったでなんとかなるやん」ということを実感しました。
1 2