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「◯◯するから、◯◯してね」戦術
――流川さんの売りはなんですか?
K「優しさですかね」
――確かに今回の撮影も、嫌な顔ひとつせずNGゼロでしたしね。
K「基本、相手の言うことは聞きます。ただし、聞くから聞いてねみたいな(笑)。まあ何でも許すわけじゃないですけど」
――女の子に求められる限界はどこですか?
K「う~ん……『結婚して』とか『付き合って』とかは、OKって言った後が大変なんで。『ギュッとして』とかだったらいくらでもします」
――「チューして」「セックスして」とかは?
K「(笑)。そこまで行くとちょっと厳しいですけど」
――本当に?
K「……人によりますかね。でも、いきなりそんなこと言われたら『いやいやいや!』ってなりますよ。普通に女の子がキュンとすることくらいだったら、肩もみも壁ドンも全然やります」
――なるほど。ではお店の中で女の子がすごいイチャイチャしてきたらどうします?
K「店では嫌ですね。『ここではちょっと止めて』って言います。他の人の指名で来てるお客さんが見てたりすると、『あれ私にもやってよ』なんて頼んだりして迷惑かけちゃうので。頼まなくても思うかもしれないし……」
――なんか優等生みたいな答えですね。
K「というか、逆に俺がお客さんに付いてる時に、目の前でチューとかされちゃうとちょっと気まずいんですよ(笑)。まあ、うちの店はもともとイチャイチャしてる人もいないですけどね」
――「しないから、しないでね」ってことですね(笑)。でもアフターとかではするんですか?
K「まあ場合によっては(笑)」
――いろんなホストの方にお話をお伺いしているうちに、“アフター”がすごく魅力的な場所に思えて来たのですが、アフターってどうやって誘うんですか? お客さんに誘われるんですか?
K「俺は誘うかな。『この後空いてんの?』『空いてるなら行きたいな~』ってちょっと甘える感じで。酔ってくると『いいから行くぞ』って強引に誘ってるみたいですけど」
――たまんないですね。流川さんにそんな誘われ方をしたら、予定なんてなくなります。だって断られたことありますか?
K「……ないですけど、『絶対断られない』って自信がないと誘えないんですよ。えへへ」
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頑張ってるよ、流川さん
――メールとかLINEはまめですか?
K「はい。起きてから寝るまでずっと携帯は離さないですね」
――それは仕事だからまめなんですか?
K「『頑張ってるな、俺』とは思いますね。普段は全然まめじゃないんで。返さなきゃって思って返す時もありますよ」
――プロですね。ボロがでる時ってないんですか?
K「それがあるんですよ……。酔ってる時とか電話の声を聞き間違えたり、LINEも違う子に送っちゃったりするんです」
――致命的!! どうやって言い訳するんですか?
K「平謝りです。『間違えた』って。お客さんも今のところは『しょうがないな~』って感じ……許してくれているかはわかりません(涙)」
人としゃべれませんでした
――ホストになって良かったことってありますか?
K「昔よりカッコ良くなったかなって思います」
――以前はブサイクだったんですか?
K「いや、もともとカッコ良いほうだとは思ってたんですけど、もっと良くなったかなって同世代の人を見ると思います。外見もですけど特に中身ですね。もちろん勉強は他の人のほうが俺よりできると思うけど、人間的には勝ってるかなって。女の子との接し方という面では、かなり自信が付きました」
――普通の25歳より稼ぎも良いですしね。ホストを始めて女の子との接し方がわかるようになったと。
K「はい。昔は女の子のことを名前で呼ぶことさえできなかったんです。『ねえ』とか『すいません』とか呼んでました(笑)。それを克服したくてホストになったっていうのもありますね。東京来たし、ひとりでやってくためには、女の子……というか人としゃべれるようにならなきゃって」
――人! 男の人相手でも初対面は苦手なんですか?
K「そうですね。人見知りなのでめっちゃ気を使っちゃって、全然自分を出せないというか」
――本当は今の姿と違うんですか?
K「全然違いますね。本当はもっとオッサンっぽいんです。だから普通の25歳よりも落ち着いてるって思うのかもしれないですね」
――なるほど。ちなみにホストを辞めようと思ったことはありますか?
K「全然ありますよ。今すぐ辞めたいっていうか、いつ辞めようかなって。ずっとホストをやり続けて、やりたいことをやらなくなっちゃったらどうしようって不安になります」
――何をやりたいんですか?
K「カフェとか出したかったんですよね」
――あ、服飾系の専門学校は本当に関係ないんですね(笑)。じゃあホストになってなかったらカフェ店員、カフェオーナーとかやってたんですか?
K「そうですね。もしくはやっぱりバーテンダーかな。でも何事もまずはお金が必要じゃないですか」
――確かに。それにしても、しゃべれないけど接客業は好きなんですね。
K「そうなんです。しゃべれないけど、人といると心が落ちつくというか、やっぱひとりは寂しいんですよね」