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井森美幸と森口博子「結婚できないのは、社会現象のせい」40代独身女性の本音

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井森美幸

『Myこれ!クション 井森美幸BEST』ポニーキャニオン

 毎週日曜日の朝7時からフジテレビ系列で放送されている『僕らの時代』は、お互いにゆかりのある三人がゲストに呼ばれ、おそらく基本的にはスタッフからの指示が挟まれないまま、放ったらかしの状態でラフにトークを繰り広げる番組である。時に、この時間帯にはもったいないくらいの豪華ゲストたちがやって来ることもあって、朝からお腹いっぱいな気分になることもある。

 8月18日放送の『僕らの時代』のゲストは80年代にデビューした、元アイドル歌手の長山洋子・井森美幸・森口博子の三人だった。彼女たちが元アイドルであったことを知らない、もしくは忘れていたという方のために番組冒頭に流されていた紹介VTRを少しまとめてみた。

●演歌歌手・長山洋子(45歳)
1986年の18歳当時にリリースされた「ヴィーナス」が大ヒット。デビュー10年目に念願の演歌歌手に転身。今年は芸能生活30周年。

●タレント・井森美幸(44歳)
15歳の時に出場したホリプロスカウトキャラバンで応募者12万人の中からグランプリを獲得(すごい! 応募者の中には鈴木保奈美や相原勇もいた!)。16歳の時にアイドル歌手でデビュー。元祖バラドルとして、80年代から90年代に大ブレイクした。「郁恵・井森のお料理BAN!BAN!」では何年経っても適当な包丁さばきで、一向に料理が上手くならないことでむしろ好感度UP。今年で芸能生活29年目という長いキャリアがあるのに、とても庶民的で芸能人ぶってない飄々とした感じが私は大好きである。

●歌手&タレント・森口博子(45歳)
17歳の時に人気アニメ『機動戦士Zガンダム』(テレビ朝日系)の主題歌でデビュー。その後、井森と同じく元祖バラドルとして活躍し、歌手としては『紅白歌合戦』(NHK)の出場も果たしている。

 この三人の共通項は、アイドルが多数在籍するとして有名な堀越学園高校の卒業生であるということだった。番組内では井森と森口が長山洋子のことを「長山先輩」と呼び、長山先輩が後輩二人のことを「井森」「森口」と名字で呼び付けしているところで、一気に学生時代の部活みたいな雰囲気になった。

意外と肉体派な長山先輩

 井森と長山先輩は活動のジャンルが違うので、同じ芸能界にいるというのに10年振りの再会だったらしい。森口は先日、歌番組で先輩と共演したらしく、その時に長山先輩が高いヒールを履いているのにもかかわらず、体の軸がブレずに歌の振付けを華麗にこなしていたことを絶賛するという見事な後輩アシストで長山先輩をヨイショ♪ それを受けて井森は長山先輩の肉体派エピソードを懐かしそうに語り出した。

 アイドル時代の腕相撲大会で、井森が決勝まで進んだところ、華奢なイメージの長山先輩も決勝まで勝ち上がり、堀越学園の先輩後輩対決になったそうだ。井森はその決勝戦で長山先輩と手を組み交わした瞬間に「負ける……」と思ったという。その予感は的中し、長山先輩が見事チャンプになったらしい。負けた瞬間に井森は「あ、長山先輩、絶対に食いっぱぐれない!」と思ったそうだ。井森らしい動物的勘に、長山先輩は大爆笑だった。

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!